現代自動車チェコ工場(HMMC)でツーソンが生産されている様子。HMMCの最多販売エコカーは「ツーソン・ハイブリッド」(HEV)で、合計21万7516台が売れた。[写真 現代自動車]
現代自動車によると、7月基準でHMMCの累積エコカー出庫台数は45万8099台を記録した。全車両基準で累積出庫台数は457万5941台で、現代自動車は来年末ごろに累積500万台を達成すると予想している。欧州自動車工業協会(ACEA)によると、現代自動車の現地市場でのシェアは2008年の1.9%から昨年は4.1%まで上がった。
現代自動車は2008年11月にチェコ北東部のノソビチェ地域に年産30万台規模のHMMCを建てた。世界の自動車3大市場のうち1カ所である欧州を狙うためだ。2020年から親環境小型・中型SUVである「コナ・エレクトリック」「ツーソンHEV」「ツーソンPHEV」の3モデルを主力に生産してきたが、最多販売エコカーはツーソンHEVで、合計21万7516台が売れた。
HMMCのエコカー販売の割合は現代自動車の内外8カ所の自動車工場のうち最も高い。昨年は34万台のうちエコカーが41%の13万8849台、今年は7月までで20万1028台中38%の7万6980台と集計された。韓国国内工場の1~7月のエコカー販売は30%程度だ。現代自動車関係者は「HMMCはエコカー生産と販売拡大を通じて名実ともに現代自動車のグローバル電動化戦略の核心拠点の役割をしている」と話した。
HMMCは最近欧州中東部を襲った低気圧の嵐からの被害復旧にも積極的に出て「チェコの国民企業」になるため努力している。工場近くのモラビアシレジア地域の被害復旧に向け1000万コルナ(約6347万円)を現地非営利団体を通じて支援した。また、被害地域の救護活動に活用するよう4WD車であるツーソンを3台、i30を2台提供した。
一方、HMMCは現地非営利団体チェコ国家品質賞委員会が主管するチェコ国家品質賞の産業エクセレンス部門で5回連続最優秀賞を受けた。チェコで3年以上活動した企業を対象に3年ごとに品質プロセス、満足度、生産性などを評価して贈る賞だ。
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