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秋夕に医療大乱はなかったが…与党代表が仲裁も協議体が空回り

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

18日、大田(テジョン)の大学病院の圏域応急医療センターに到着した救急隊員が救急室に患者を搬送している。フリーランス、キム・ソンテ

「与党・野党・医療・政治協議体」が秋夕(チュソク、中秋節)連休も具体的な成果を見せられないまま2週間にわたり空回りし、与党内の危機感が高まっている。

国民の力の韓東勳(ハン・ドンフン)代表は18日、フェイスブックに「連休期間中に医療界の関係者に個別に会って協議体に参加してほしいと申し上げている」とし、「時間が経てば国民の健康と命がさらに危険になる。対話以外の解決策はない」と訴えた。政府と野党に向けても「より積極的に柔軟な立場に立ってくれることを要請する」と述べた。

韓代表は秋夕連休に医科大学、医学専門大学院、医師協会など15の医師団体の関係者に会って協議体への参加を説得したという。16日にはソウル鍾路(チョンノ)消防署を訪問し、「このまま行けば皆が負けることになる」とし、「協議体参加に条件を付けない」と述べた。


協議体の発足に死活をかけた韓代表は、専攻医の説得に最も力を入れている。今年2月に病院を退職した専攻医が復帰できる名分を提示しなければならないということだ。韓代表は13日、専攻医ブラックリスト事件捜査について「司法対応に慎重になることを再び要請する」と述べた。

韓代表の関係者は、「辞職した専攻医のうち、30%ほどはすでに第一線の病院に就職しており、専攻医の立場も状況によって異なる」とし、「大韓専攻医協議会だけでなく、韓代表が専攻医も非公開で個別に会い、救急救命センターのブラックリストに対する不安から医療改革の方向性、復帰の意思まで聞いている」と述べた。

ただし、大韓専攻医協議会のパク・ダン非常対策委員長は18日、フェイスブックに「一度非公式に会って以来、大韓専攻医協議会は韓東勳党代表と意思疎通したことがない」と反論した。

与党の仲裁努力にもかかわらず、政府と医療界の溝は埋まっていない。曺圭鴻(チョ・ギュホン)保健福祉部長官は18日、政府ソウル庁舎の会見で「医大の定員と改革課題の内容について合理的な代案を提示すれば、政府はいくらでも議論する準備ができている」とし、既存の立場を守った。秋夕連休の応急状況については「医療スタッフの献身により応急医療体系が一定水準維持された」とし、一部で提起された懸念とは異なり、秋夕連休の応急医療大乱はなかったと評価した。秋夕連休に運営した医療機関の数が昨年に比べ600カ所増え、救急救命センターの訪問患者数は20%減少したからだ。曺長官はブラックリスト事件については「復帰の専攻医・教授などのリストを流布したり公開誹謗した43件を捜査依頼した」と述べた。

医療界は13日、協議体への参加を拒否し、「政府が過ちを認めなければならない」と立場表明してから変化がない。医療現場の状況については、「秋夕の時に大きな問題なく過ごすとしても、その後の方が問題だ。連休後の長期対策が必要だ」〔竜仁(ヨンイン)セブランス病院救急医学科イ・ギョンウォン教授〕という懸念の声が出た。

共に民主党は「協議体をめぐって右往左往していた政府・与党の無責任な行動をすべての国民が見守った」〔趙承来(チョ・スンネ)首席報道官〕、「国民は医療空白の恐怖の中で連休期間中に戦々恐々とした」〔姜由楨(カン・ユジョン)院内報道官〕と指摘した。

その間、韓国ギャラップが13日に発表した世論調査で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の国政支持率は20%、国民の力の支持率は28%で、いずれも尹錫悦政府発足後の最低値を記録した。議・政葛藤の長期化が与党支持率に悪材料として作用している様相だ。(※詳しい世論調査内容は中央選挙世論調査審議委ホームページ参照)



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