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7日連続下落したサムスン電子株価…外国人投資家は1カ月前から売っていた

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

サムスン電子のロゴ

サムスン電子の株価が7営業日連続で下落している。世界的な半導体ピーク論と7-9月期の業績悪化の見通しなど半導体に対する投資心理が冷え込み、外国人投資家はこの1カ月に4兆ウォン以上サムスン電子を売っている。

11日の韓国取引所によると、サムスン電子の株価は前日より1.96%下落した6万4900ウォンを記録した。3日から7営業日連続の下落で52週安値を更新した。前日に米ニューヨーク証券市場で人工知能(AI)半導体代表株のエヌビディアが1.53%上昇し、代表的な半導体指数のフィラデルフィア半導体指数も1.19%上がったが、サムスン電子は上昇気流に乗ることができなかった。韓宗熙(ハン・ジョンヒ)副会長と盧泰文(ノ・テムン)社長らサムスン電子主要経営陣が相次いで自社株を買い取り株価防衛に出たが力不足だった。

最大の理由は業績不振の懸念だ。証券会社は相次いでサムスン電子の目標株価を引き下げている。韓国投資証券はこの日サムスン電子の7-9月期売上額を市場平均見通しより5%低い79兆3000億ウォン、営業利益を23%低い10兆3000億ウォンと推定した。目標株価もこれまでの12万ウォンから20%下げ9万6000ウォンに調整した。


韓国投資証券のチェ・ミンスク研究員は「スマートフォンメーカーのメモリー保有在庫が13~14週分に増え、DRAMとNANDも前四半期より出荷量が減り平均販売価格(ASP)上昇率も1桁に制限されるだろう」と話した。

このほかメリッツ証券が10万8000ウォンから9万5000ウォン、KB証券が13万ウォンから9万5000ウォン、現代自動車証券が11万ウォンから10万4000ウォン、DB金融投資が11万ウォンから10万ウォンなど、主要証券会社が相次いでサムスン電子の目標株価を引き下げた。

需給状況も良くない。外国人投資家はこの日1日だけでサムスン電子株を9060億ウォン相当売り払った。8月10日からの1カ月間に外国人投資家が売ったサムスン電子株は4兆1452億ウォンに達する。先月23日からは9月2日を除きいずれも売り越した。

業界では第5世代広帯域メモリー(HBM)の「HBM3E」の品質承認が遅れている点を外国人投資家の投げ売り要因に挙げる。ある半導体研究者は「サムスン電子が下半期にHBM関連売り上げが2倍ずつ増えるだろうとの見通しを出したが、公式な品質認証も出ていない。品質承認が相次ぎうまくいかず外国人投資家の失望感が投げ売りに近い売り攻勢として現れている」と指摘した。

証券業界では今後半導体メーカーの業績と株価はメモリー半導体価格上昇が持続するかどうかにかかっているとみている。メリッツ証券のキム・ソンウ研究員は「米マイクロンが26日の業績説明会で需要の不確実性を根拠に供給を調節すれば半導体価格が上がるかもしれない」と説明した。



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