試合後、観衆に対して抗議する金玟哉(キム・ミンジェ)選手。[中央フォト]
プレーメーカーの李康仁は積極的に洪監督をかばった。「今日が監督と共にする初めての試合だが、応援ではないヤジで始まったのは非常に残念」としながら「選手は皆、100%監督を信じてついていっている。私たちを勝つサッカー、良いサッカーに導いてくださるという信念を持っている」と声を高めた。
洪明甫号の初戦に対して、主軸選手がそれぞれ多様な見解を出した中で、選手団は6日夕方、仁川(インチョン)空港に集結して次の試合場所であるオマーン・マスカットに向けて出発した。韓国は10日午後11時(日本時間)、オマーンとアウェー第2戦に臨む。
3次予選の相手は5チームすべて中東国家だ。アジアサッカー連盟(AFC)の資料によると、韓国は今大会10試合を戦いながら合計6万190キロを移動しなければならない。遠征試合のために中東現地に到着した直後は慣れない環境と5~6時間程度の時差に適応しなければならない。試合中は中東特有の「密集守備」「ベッドサッカー」などと戦わなければならない。
殺人的な日程を勘案したサッカー協会は、ヨルダンとアウェー第3戦を戦った後、韓国に戻ってイラクとホーム第4戦に臨む翌月に、選手団とサッカーファン、メディアを一緒に運ぶチャーター機を飛ばすことにした。このために8億ウォン(約8500万円)近くの費用を支出する。
これに関連し、サッカー協会関係者は「洪明甫監督は、3次予選の日程が中盤以降に入れば(長距離移動に伴う)選手団の体力枯渇および負傷のリスク増大が重要な変数になると判断している」としながら「選手たちの競争力を維持する方案を苦心中」と話した。
<サッカー>監督と“12番目の選手”の不和…韓国代表チーム、ホームがアウェーゲーム同然だった(1)
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