漢江最上流の昭陽湖に藻類ブルームが発生し、エコロボットが水中モニタリングをする様子。[写真 韓国水資源公社]
水資源公社のユン・ソクデ社長は「気候変動で藻類ブルーム管理条件は一層複雑になっている」として「藻類ブルームの根本的な解決のためには主要原因である富栄養化を発生させる汚染源を事前に除去することが非常に重要だ」と強調した。
専門家たちはただ、藻類ブルームによって過度な恐怖心を持つことは警戒する必要があると話した。科学的な検証とモニタリングを通じて水道水の安全などに対する不安感を解消することも重要だという指摘だ。
実際、飲料水源を中心に藻類ブルームが拡散し、飲み水に対する懸念も大きくなっている。これに対して、韓国水資源公社は「藍藻類の一部が毒素を含んでいるが、浄水処理の過程を通じて除去されるので飲み水には問題がない」と説明した。
藻類毒素がエアロゾルの形で大気中に広がる可能性もあるという主張もある。一部の環境団体では、藻類ブルームの対応のために安東(アンドン)ダムで設置・運営中の曝気装置が水しぶきを起こし、毒素を空気中に排出する可能性があると懸念している。しかし、韓国水資源公社が安東ダムの水上デッキの上で空気を捕集して調査した結果、藻類毒素は検出されなかった。
ソウル大学グリーンバイオ科学技術研究院のチェ・ジヨン教授は「毒素は半減期があって生成されてなくなるため、空気にエアロゾル化して問題を発生させる可能性が極めて低い」として「浄水過程でも有害成分は全て濾過されるので水道水も安全だ」と話した。
大清湖・昭陽湖でも藻類ブルーム…「未処理下水など汚染源を除去しなければ」=韓国(1)
この記事を読んで…