米共和党大統領候補のトランプ前大統領が22日(現地時間)、カマラ・ハリス副大統領の民主党大統領候補指名受諾演説を見ながら非難した。
米時事週刊誌ニューズウィークによると、トランプ氏はこの日午後、ハリス氏の演説が行われた30分間に計37件の掲示物を自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に次々と掲載し、ハリス氏を激しく非難した。
◆30分間に37件の非難 「ハリス同志の下では未来ない」
トランプ氏は「カマラが米国を相手に『ガスライティング』するのを見よ」とし「カマラ・ハリス『同志(Comrade)』の下では未来がなく、我々を核の第3次世界大戦(Nuclear World War III)に向かわせるだろう」と批判した。最近トランプ氏はハリス氏の経済政策を「ソ連式社会主義」と誹謗しながら「同志」と呼んでいる。実際、トランプ氏はこの日、「ハリスはわが国を侵犯する不法移民者に我々のすべての金を使うと言う」とし「急進的マルクス主義者」と非難した。
ハリス氏が演説で中産層強化を述べたことに対しては「彼女が中産層を破壊し、安全ではなく(さまざまな費用に)対応できなくさせた張本人」と非難した。移民問題や中絶権などに関する考えをハリス氏が明らかにした直後には「彼女は『新しい道を開拓すべき』と話したが(副大統領をして)3年半が過ぎても何もしなかった」と批判した。
ハリス氏が演説で言及しなかった部分についても指摘した。トランプ氏は「彼女は中国とフラッキング(シェールガスボーリング技術の水圧破砕法)、エネルギーに言及せず、ロシアとウクライナに意味のある言及をしなかった」とし「米国にいる6000万人の貧困層にも言及さえしなかった」と非難した。続いて「幼い頃に関する話があまりにも多い。『感謝する』という言葉を乱発している」とも批判した。
対外政策に関しては「私が大統領だったならロシア-ウクライナ(戦争は)決して始まらなかったはず」「ハリスが10月7日の攻撃(パレスチナ武装組織ハマスのイスラエル奇襲)を起こした」などの主張と共に「ハリスは無能と弱気の代名詞」と非難した。
◆「プロジェクト2025は私と無関係」
ハリス氏が演説で「トランプ2期目がどうなるかはすでに『プロジェクト2025』に出ている。トランプをホワイトハウスに再び入れることは極めて深刻なこと」と述べると、トランプ氏は「いま私の話をしているのか」と不満を隠さなかった。
プロジェクト2025についてトランプ氏は「(ハリスは)また嘘をついている」とし「彼女とすべての民主党党員が知っているように、私は全く関係がない」と主張した。プロジェクト2025とは、米保守シンクタンクのヘリテージ財団が発刊した900枚分の次期保守政権の政策公約集。民主党はこの報告書にある教育省廃止・縮小、多様性・公平性・包容性(DEI)プログラム終了、中絶権追加制限などが「トランプの極端政策構想」とし、集中的に攻撃してきた。
またトランプ氏はハリス氏の演説中に「(バイデン)ハンターはどこにいるのか」とコメントした。6月に銃器不法所持容疑で有罪評決を受けたジョー・バイデン大統領の次男ハンター・バイデン氏に言及したのだ。ハリス氏のランニングメイトであるティム・ワルツ民主党副大統領候補の過去の高校アメリカンフットボールコーチ経歴についても「コーチではなく補助コーチ」と主張した。
◆トランプ氏殺害脅迫の60代、アリゾナで逮捕
一方、トランプ氏がこの日、競合州アリゾナ州の南部シエラビスタにあるメキシコとの国境障壁を訪れた中、アリゾナ警察はトランプ氏を殺害すると脅迫した疑いでロナルド・リー・シーブラッド容疑者(66)を追跡して逮捕した。CNNによると、シーブラッド容疑者はこの数週間、SNS掲示物でトランプ氏を殺害すると脅迫した疑いを受けている。トランプ氏はアリゾナ州の国境に到着する前、今回の事件について報告を受けたという。
◆「トランプ支持説」 ケネディ・ジュニア氏が候補登録を撤回
一方、今回の大統領選挙に無所属で出馬したロバート・F・ケネディ・ジュニア氏がこの日、アリゾナ州で候補登録を撤回したと、AP通信が報じた。APによると、ケネディ・ジュニア氏とランニングメイトのニコル・シャナハン氏がこの日午後、大統領選候補登録撤回書類をアリゾナ州政府側に提出した。
これに対し、ケネディ・ジュニア氏の大統領選挙完走放棄とトランプ氏支持宣言が近づいたという見方が出ている。CNNはケネディ・ジュニア氏が候補辞退後、翌日に予定されたトランプ氏のアリゾナ州グレンデールでの演説に合流する可能性がある予想した。ケネディ・ジュニア氏は米東部時間の23日午後2時ごろ、アリゾナ州フェニックスで今後の計画を公開すると明らかにしたが、その数時間後には近隣のグレンデールでトランプ氏の演説日程が決まっているからだ。
トランプ氏もFOXニュースとの電話で「あす(ケネディ・ジュニア氏に)会う可能性がある」と話した。トランプ氏陣営もグレンデールでの演説に「特別ゲスト」が登場すると明らかにした。これに先立ちトランプ氏はCNNのインタビューで「大統領選挙で勝利すればケネディ・ジュニア氏を閣僚に任命することを考慮するか」という質問に「確実に開かれている」と答えた。
米時事週刊誌ニューズウィークによると、トランプ氏はこの日午後、ハリス氏の演説が行われた30分間に計37件の掲示物を自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に次々と掲載し、ハリス氏を激しく非難した。
◆30分間に37件の非難 「ハリス同志の下では未来ない」
トランプ氏は「カマラが米国を相手に『ガスライティング』するのを見よ」とし「カマラ・ハリス『同志(Comrade)』の下では未来がなく、我々を核の第3次世界大戦(Nuclear World War III)に向かわせるだろう」と批判した。最近トランプ氏はハリス氏の経済政策を「ソ連式社会主義」と誹謗しながら「同志」と呼んでいる。実際、トランプ氏はこの日、「ハリスはわが国を侵犯する不法移民者に我々のすべての金を使うと言う」とし「急進的マルクス主義者」と非難した。
ハリス氏が演説で中産層強化を述べたことに対しては「彼女が中産層を破壊し、安全ではなく(さまざまな費用に)対応できなくさせた張本人」と非難した。移民問題や中絶権などに関する考えをハリス氏が明らかにした直後には「彼女は『新しい道を開拓すべき』と話したが(副大統領をして)3年半が過ぎても何もしなかった」と批判した。
ハリス氏が演説で言及しなかった部分についても指摘した。トランプ氏は「彼女は中国とフラッキング(シェールガスボーリング技術の水圧破砕法)、エネルギーに言及せず、ロシアとウクライナに意味のある言及をしなかった」とし「米国にいる6000万人の貧困層にも言及さえしなかった」と非難した。続いて「幼い頃に関する話があまりにも多い。『感謝する』という言葉を乱発している」とも批判した。
対外政策に関しては「私が大統領だったならロシア-ウクライナ(戦争は)決して始まらなかったはず」「ハリスが10月7日の攻撃(パレスチナ武装組織ハマスのイスラエル奇襲)を起こした」などの主張と共に「ハリスは無能と弱気の代名詞」と非難した。
◆「プロジェクト2025は私と無関係」
ハリス氏が演説で「トランプ2期目がどうなるかはすでに『プロジェクト2025』に出ている。トランプをホワイトハウスに再び入れることは極めて深刻なこと」と述べると、トランプ氏は「いま私の話をしているのか」と不満を隠さなかった。
プロジェクト2025についてトランプ氏は「(ハリスは)また嘘をついている」とし「彼女とすべての民主党党員が知っているように、私は全く関係がない」と主張した。プロジェクト2025とは、米保守シンクタンクのヘリテージ財団が発刊した900枚分の次期保守政権の政策公約集。民主党はこの報告書にある教育省廃止・縮小、多様性・公平性・包容性(DEI)プログラム終了、中絶権追加制限などが「トランプの極端政策構想」とし、集中的に攻撃してきた。
またトランプ氏はハリス氏の演説中に「(バイデン)ハンターはどこにいるのか」とコメントした。6月に銃器不法所持容疑で有罪評決を受けたジョー・バイデン大統領の次男ハンター・バイデン氏に言及したのだ。ハリス氏のランニングメイトであるティム・ワルツ民主党副大統領候補の過去の高校アメリカンフットボールコーチ経歴についても「コーチではなく補助コーチ」と主張した。
◆トランプ氏殺害脅迫の60代、アリゾナで逮捕
一方、トランプ氏がこの日、競合州アリゾナ州の南部シエラビスタにあるメキシコとの国境障壁を訪れた中、アリゾナ警察はトランプ氏を殺害すると脅迫した疑いでロナルド・リー・シーブラッド容疑者(66)を追跡して逮捕した。CNNによると、シーブラッド容疑者はこの数週間、SNS掲示物でトランプ氏を殺害すると脅迫した疑いを受けている。トランプ氏はアリゾナ州の国境に到着する前、今回の事件について報告を受けたという。
◆「トランプ支持説」 ケネディ・ジュニア氏が候補登録を撤回
一方、今回の大統領選挙に無所属で出馬したロバート・F・ケネディ・ジュニア氏がこの日、アリゾナ州で候補登録を撤回したと、AP通信が報じた。APによると、ケネディ・ジュニア氏とランニングメイトのニコル・シャナハン氏がこの日午後、大統領選候補登録撤回書類をアリゾナ州政府側に提出した。
これに対し、ケネディ・ジュニア氏の大統領選挙完走放棄とトランプ氏支持宣言が近づいたという見方が出ている。CNNはケネディ・ジュニア氏が候補辞退後、翌日に予定されたトランプ氏のアリゾナ州グレンデールでの演説に合流する可能性がある予想した。ケネディ・ジュニア氏は米東部時間の23日午後2時ごろ、アリゾナ州フェニックスで今後の計画を公開すると明らかにしたが、その数時間後には近隣のグレンデールでトランプ氏の演説日程が決まっているからだ。
トランプ氏もFOXニュースとの電話で「あす(ケネディ・ジュニア氏に)会う可能性がある」と話した。トランプ氏陣営もグレンデールでの演説に「特別ゲスト」が登場すると明らかにした。これに先立ちトランプ氏はCNNのインタビューで「大統領選挙で勝利すればケネディ・ジュニア氏を閣僚に任命することを考慮するか」という質問に「確実に開かれている」と答えた。
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