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「北朝鮮水害被災者テント村、慈江道にまで拡大…川辺の村ごとにテント団地」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の被災者用テント団地が平安北道義州郡(ピョンアンブクド・ウイジュグン)一帯だけでなく慈江道(ジャガンド)にまで範囲が広がっていることが確認されたと、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が22日報じた。

VOAによると、北朝鮮慈江道一帯を撮影した「プラネットラボ」の衛星写真で、満浦市(マンポシ)と時中郡(シジュングン)、ソンガン邑、ジョンチョン邑、チョサン邑、チャンベク労働地区の計6カ所で青またはオレンジ色のテント団地が捕捉された。

これに先立ち平安北道義州郡一帯で捕捉されたテント村9カ所まで加えると、水害地域一帯に少なくとも15カ所でテント団地が確認される。


VOAは衛星写真でひと目で識別できるオレンジや黄、青でなく緑または灰色系のテントを使用したケースがある場合、より多くの地域に被災者用施設が設置されている可能性があるという見方を示した。

これらテント村は鴨緑江(アムノッカン)と慈城江(ジャソンガン)、チャンジャ江などの川辺の村で、今回の豪雨で水害が特に深刻な地域と推測される。

専門家らは朝中国境地域の鴨緑江に降った雨で特に北朝鮮で大きな被害が発生したことについて、北朝鮮のインフラ投資不足と荒廃した山林が原因だと指摘した。

ジェローム・ソバージュ元国連開発計画(UNDP)平壌(ピョンヤン)事務所長は「水害を減らすためには堤防の構築などさまざまな対策が必要だが、北朝鮮では数十年間これに対する投資が行われなかった」と指摘した。また「下水施設が古く排水がうまくいかないのも、集中豪雨に対する脆弱性を年々高めている」と説明した。

先月末、北朝鮮の平安北道新義州と義州郡、慈江道、両江道(ヤンガンド)で水害が発生したと明らかにした。しかし全体的な水害規模は公開せず、人命被害が最大1500人にのぼるという韓国メディアの報道に対しては「ソウルの者たちのねつ造」と非難した。



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