ハリス副大統領が大統領選挙走者として公式に演壇に立つ米国民主党全国党大会初日の核心テーマは世代交代、そして進歩陣営の大統合だった。
52年間の政治人生のまとめに入ったバイデン大統領は「米国よ、私はあなたに私の最善を尽くした」とし、新しい主人公ハリス氏にバトンを渡した。党内でバイデン‐ハリスと対立してきたヒラリー・クリントン前国務長官とアレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)下院議員(ニューヨーク)がハリス氏に対する全面的な支持を宣言する場面は最も大きな歓呼を受けたこの日の「シーン・ステラー」(Scene Stealer、主役よりも目立つ脇役)だった。
当初の日程とは違い、ハリス氏が全国党大会会場にサプライズ登場すると、シカゴ・ユナイテッドセンターは割れるような歓声に包まれた。会場をいっぱい埋めた2万人余りの党員たちは「戦えば我々が勝つ(When we fight,we win)」というハリス氏の言葉の後について「勝つ」というスローガンをいっせいに復唱した。
◇「民主主義のためにトランプを破ってほしい」
19日(現地時間)、全国党大会初日の主人公はバイデン大統領だった。娘アシュリー氏の紹介を受けて壇上に立った彼は、感情がこみ上げてきたのか、ティッシュを取り出して涙をふいた。
退くバイデン氏に対する礼遇するために青色の服を着た民主党代議員たちは全員起立して事前に準備した「バイデン、愛している(We love Biden)」と書かれたプラカードを掲げた。4分以上続いた歓呼の中で、バイデンは「自由のために、民主主義と米国のために投票をする準備ができたか」と尋ねた。再度「ハリスとティム・ワルツに投票する準備ができたか」と尋ねると、場内は割れるような歓呼に包まれた。
続いてバイデン氏は「私は私の仕事を愛しているが、この国をもっと愛していて、そのために民主主義を保存しなければならないから」候補職から退いたと説明した。あわせて「投票をして上院(過半を)守り、下院を再び勝たなければならない」とし「何よりドナルド・トランプに勝たなければならない」とした。
自身が退いてこそ、トランプ氏を破る可能性が高くなると判断したという意味だ。続いてトランプ氏を「間抜け(sucker)・敗北者(loser)」など、普段よりも激しい表現を使って「トランプは就任初日、本当に独裁者になるだろう」と話した。
◇「無所属・共和党・民主党、すべての責任」
バイデン氏は47分に達する演説で中産層の再建、コロナパンデミックの克服、雇用創出など過去4年間の成果を羅列した。あわせて「これは皆さんとカマラのおかげ」としながら功績をハリス氏に譲った。
この日、バイデン氏は「ハリスが第47代副大統領になる」という失言をして「大統領になるだろう」と修正するなど再び言い間違いをしたが、党員たちはかえって拍手を送った。演説中、湧き上がる感情を落ち着かせようと何度か演説をストップする場面もあったが、そのたびに大きい歓呼がバイデン氏を包んだ。
バイデン氏は1972年に最年少29歳でデラウェア州上院議員に当選し、初めて民主党全国党大会に出席してから脳動脈瘤の手術を受けた1988年を除く52年間で8回の全国党大会に出席した。
半世紀を越える政治人生を締めくくる演説で、バイデン氏が最後に求めた言葉は統合だった。バイデン氏は「我々は、我々が誰なのか覚えていなくてはならない。我々は、合衆国(united)」とし「我々全員がひとつになればできないことはない」と話した。あわせて「民主党はもちろん、無所属や共和党のすべての人々には特別な義務がある」とし「トランプをそのまま放っておいてはいけない」と強調した。
ハリス氏と対立していたヒラリ氏ーも登場…民主党全国党大会を輝かせた2人のシーン・ステラー(2)
52年間の政治人生のまとめに入ったバイデン大統領は「米国よ、私はあなたに私の最善を尽くした」とし、新しい主人公ハリス氏にバトンを渡した。党内でバイデン‐ハリスと対立してきたヒラリー・クリントン前国務長官とアレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)下院議員(ニューヨーク)がハリス氏に対する全面的な支持を宣言する場面は最も大きな歓呼を受けたこの日の「シーン・ステラー」(Scene Stealer、主役よりも目立つ脇役)だった。
当初の日程とは違い、ハリス氏が全国党大会会場にサプライズ登場すると、シカゴ・ユナイテッドセンターは割れるような歓声に包まれた。会場をいっぱい埋めた2万人余りの党員たちは「戦えば我々が勝つ(When we fight,we win)」というハリス氏の言葉の後について「勝つ」というスローガンをいっせいに復唱した。
◇「民主主義のためにトランプを破ってほしい」
19日(現地時間)、全国党大会初日の主人公はバイデン大統領だった。娘アシュリー氏の紹介を受けて壇上に立った彼は、感情がこみ上げてきたのか、ティッシュを取り出して涙をふいた。
退くバイデン氏に対する礼遇するために青色の服を着た民主党代議員たちは全員起立して事前に準備した「バイデン、愛している(We love Biden)」と書かれたプラカードを掲げた。4分以上続いた歓呼の中で、バイデンは「自由のために、民主主義と米国のために投票をする準備ができたか」と尋ねた。再度「ハリスとティム・ワルツに投票する準備ができたか」と尋ねると、場内は割れるような歓呼に包まれた。
続いてバイデン氏は「私は私の仕事を愛しているが、この国をもっと愛していて、そのために民主主義を保存しなければならないから」候補職から退いたと説明した。あわせて「投票をして上院(過半を)守り、下院を再び勝たなければならない」とし「何よりドナルド・トランプに勝たなければならない」とした。
自身が退いてこそ、トランプ氏を破る可能性が高くなると判断したという意味だ。続いてトランプ氏を「間抜け(sucker)・敗北者(loser)」など、普段よりも激しい表現を使って「トランプは就任初日、本当に独裁者になるだろう」と話した。
◇「無所属・共和党・民主党、すべての責任」
バイデン氏は47分に達する演説で中産層の再建、コロナパンデミックの克服、雇用創出など過去4年間の成果を羅列した。あわせて「これは皆さんとカマラのおかげ」としながら功績をハリス氏に譲った。
この日、バイデン氏は「ハリスが第47代副大統領になる」という失言をして「大統領になるだろう」と修正するなど再び言い間違いをしたが、党員たちはかえって拍手を送った。演説中、湧き上がる感情を落ち着かせようと何度か演説をストップする場面もあったが、そのたびに大きい歓呼がバイデン氏を包んだ。
バイデン氏は1972年に最年少29歳でデラウェア州上院議員に当選し、初めて民主党全国党大会に出席してから脳動脈瘤の手術を受けた1988年を除く52年間で8回の全国党大会に出席した。
半世紀を越える政治人生を締めくくる演説で、バイデン氏が最後に求めた言葉は統合だった。バイデン氏は「我々は、我々が誰なのか覚えていなくてはならない。我々は、合衆国(united)」とし「我々全員がひとつになればできないことはない」と話した。あわせて「民主党はもちろん、無所属や共和党のすべての人々には特別な義務がある」とし「トランプをそのまま放っておいてはいけない」と強調した。
ハリス氏と対立していたヒラリ氏ーも登場…民主党全国党大会を輝かせた2人のシーン・ステラー(2)
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