「釜山(プサン)回し蹴り」事件の加害者、30代のイ被告と拘置所で同室に収監された収監者らがイ被告が普段から被害者に対する報復を示唆する発言を日常的に行っていたと証言した。
釜山地方裁判所西部支院第1刑事部(イ・ジンジェ部長判事)は19日午後、報復脅迫の疑いで起訴されたイ被告に対する公判で2回目の証人尋問を行った。
この日、証人として出席した同室の収監者A氏は「ニュースに回し蹴り事件が出た時、イ被告が隣の部屋の収監者に悔しさを訴え、出所したら被害者を殺して性的暴行をすると言うのを聞いた」と証言した。
A氏は「イ被告がいわゆる『通房(隣の部屋の収監者と大声で話す会話)』をしていて、同屋の収容者の大半はこの話を聞いたはず」と主張した。A氏は昨年3月から6月までの3カ月間、イ被告が控訴審裁判を受けた時、同室に収監された。
イ被告は1審で適用された殺人未遂容疑が、控訴審で強姦殺人未遂容疑に変更された。検察が事件当時の被害者のジーンズからイ被告のDNAが検出されるなど、追加の証拠を発見したためだ。
同日の公判では、イ被告が服役者の間で七星(チルソン)派の暴力団出身として知られているという証言も出た。七星派は釜山最大の暴力団だ。公判では「釜山回し蹴り事件も大きな事件のうえ、暴力団出身だと聞いて他の服役囚が怖がった可能性がある」「イ被告が七星派として生活していたと聞いて、イ被告の顔色をうかがった」というような証言が出たことが分かった。
5月に開かれた最初の証人尋問に出席した同室の収監者2人もイ被告が被害者に会いに行って報復すると話した内容を証言した。
この日、法廷でイ被告の裁判を見守った被害者のキム・ジンジュ氏(仮名)は「全く反省のない被告人の素顔を見せてくれた裁判だと思う」と話した。裁判所はイ被告に対する次の裁判期日を11月7日に定めた。
釜山回し蹴り事件とは、2022年5月22日午前5時頃、イ被告が釜山鎮区西面(チング・ソミョン)で帰宅途中の被害者キム氏を性暴行する目的の後をつけ、暴行した事件だ。イ被告は昨年、最高裁で懲役20年を宣告された。イ被告は犯行後も反省せず、キム氏に対する報復を警告し、拘置所で30日間独房に監禁された。
釜山地方裁判所西部支院第1刑事部(イ・ジンジェ部長判事)は19日午後、報復脅迫の疑いで起訴されたイ被告に対する公判で2回目の証人尋問を行った。
この日、証人として出席した同室の収監者A氏は「ニュースに回し蹴り事件が出た時、イ被告が隣の部屋の収監者に悔しさを訴え、出所したら被害者を殺して性的暴行をすると言うのを聞いた」と証言した。
A氏は「イ被告がいわゆる『通房(隣の部屋の収監者と大声で話す会話)』をしていて、同屋の収容者の大半はこの話を聞いたはず」と主張した。A氏は昨年3月から6月までの3カ月間、イ被告が控訴審裁判を受けた時、同室に収監された。
イ被告は1審で適用された殺人未遂容疑が、控訴審で強姦殺人未遂容疑に変更された。検察が事件当時の被害者のジーンズからイ被告のDNAが検出されるなど、追加の証拠を発見したためだ。
同日の公判では、イ被告が服役者の間で七星(チルソン)派の暴力団出身として知られているという証言も出た。七星派は釜山最大の暴力団だ。公判では「釜山回し蹴り事件も大きな事件のうえ、暴力団出身だと聞いて他の服役囚が怖がった可能性がある」「イ被告が七星派として生活していたと聞いて、イ被告の顔色をうかがった」というような証言が出たことが分かった。
5月に開かれた最初の証人尋問に出席した同室の収監者2人もイ被告が被害者に会いに行って報復すると話した内容を証言した。
この日、法廷でイ被告の裁判を見守った被害者のキム・ジンジュ氏(仮名)は「全く反省のない被告人の素顔を見せてくれた裁判だと思う」と話した。裁判所はイ被告に対する次の裁判期日を11月7日に定めた。
釜山回し蹴り事件とは、2022年5月22日午前5時頃、イ被告が釜山鎮区西面(チング・ソミョン)で帰宅途中の被害者キム氏を性暴行する目的の後をつけ、暴行した事件だ。イ被告は昨年、最高裁で懲役20年を宣告された。イ被告は犯行後も反省せず、キム氏に対する報復を警告し、拘置所で30日間独房に監禁された。
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