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台風も近づけない韓国「地獄猛暑」…あす首都圏36度予想

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

資料写真(写真は記事の特定内容と関係ありません)[Pixabay]

今年の夏、台風が強い猛暑に押し出され、一度も韓半島(朝鮮半島)に接近できずにいる。



北上中の第17号熱帯低圧部(TD)は台風に発達できず、19日から南部に多くの雨を降らせる見込みだ。


18日にも全国の大部分に猛暑特報が出され、昨夜(17日夜-18日朝)も全国的に熱帯夜(夜の最低気温25度以上)となった。ソウルは昨夜も最低気温が27度と、歴代最長の熱帯夜期間を「28日連続」に増やした。釜山(プサン)は24日連続、済州(チェジュ)は34日連続だ。17日基準で全国の平均猛暑日数(一日の最高気温33度以上)も18.9日と平年(9.5日)の2倍、熱帯夜日数は15.9日と平年(5.7日)の3倍にのぼる。

半面、台風は今年の夏、韓半島(朝鮮半島)に接近していない。猛暑をもたらしている韓半島の上空の高気圧(チベット高気圧、北太平洋高気圧)のためだ。気象庁の台風発生現況統計をみると、今年夏には計6つの台風が発生したが、1つも国内に影響を及していない。台風7号など今月に入って発生した4つの台風も高気圧の勢力に押されて日本の東側に抜けた。

猛暑の強度は20日までさらに強まると予想される。ソウルは20日の昼の気温が36度まで上がる見込みだ。今後の猛暑の最も大きな変数は17日に発生して北上中の第17号TDだ。TDは台風と同じ熱帯低気圧の一つだが、中心の最大風速が秒速17メートル未満のケースだ。最大風速が秒速17メートル以上なら台風に分類される。

気象庁は北太平洋高気圧の縁に沿って韓半島に接近するこのTDが台風に発達する可能性は低いとみている。チベット高気圧が依然として大気の上層を覆っているからだ。

気象庁のソン・スファン予報分析官は「わが国の大気上層に位置する高気圧のため、上層の支援を受けられず台風に発達するのは難しい状況」と説明した。ただ、TDの影響で19、20日に南部地域を中心に多くの雨が降るとみられる。慶尚道(キョンサンド)は30-80ミリ、済州(チェジュ)は100ミリ以上の雨が予想される。ソウルなど首都圏には5-20ミリの雨が予報された。

雨が降る地域では気温が一時的に下がって猛暑が緩和したりする。しかし特報が解除される程度であり、猛暑が和らぐ可能性は低い。気象庁のウ・ジンギュ通報官は「熱帯低圧部と共に南側から高温多湿な熱気が流入して昼の暑さが続くとみられ、蒸し暑い夜も続く可能性が高い」と伝えた。



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