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「韓国観光スポット見るものない」軽視で議論…タイ旅行協会が謝罪

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

「入国不許可議論」などで伸び悩むタイ人韓国観光活性化に向けた大規模行事がタイの首都バンコクで開かれた。文化体育観光部と韓国観光公社が3月8~10日にバンコクの大型ショッピングモールのセントラルワールドで「イエス!コリアトラベル」と銘打って韓国文化と観光地を知らせるプログラムを用意さし。写真はセントラルワールドで開かれた「イエス!コリアトラベル」の会場。[写真 韓国観光公社]

タイの旅行業界関係者が日本や中国と比較して「韓国観光」を見下すような発言をし、韓国文化体育観光部と韓国観光公社の問題提起を受け謝罪した。

日経アジアは11日、「韓国禁止運動、タイ観光客が中国と日本に集まる」という記事を報道した。

報道によるとタイ旅行業協会(TTAA)のユタチャイ・スントンラタナベルト副会長は「Ban Korea(韓国禁止)」という旅行トレンドに言及しながら「韓国を訪れるタイ人観光客が減少したのは韓国の観光スポットが比較的不足しているため」と話した。


彼は「韓国の観光スポットは人気映画とネットフリックスを通じて知られるため寿命が短い。中国と日本にはより多くの名所があり、ビザ免除、あまり高くない価格、すばらしい景色と良い雰囲気などの魅力もある」と主張した。

報道後、在タイ韓国文化院と韓国観光公社バンコク支社がTTAAにユタチャイ副会長の発言に対する問題を提起した。文化体育観光部関係者は「タイ人の韓国入国拒否事例が気に障った気持ちはわかるが、表現を誇張したとみられる。これを認知してすぐ問題を提起した」とした。

これに対しTTAAはチャルン・ワンガナノン会長名義の公式謝罪書簡を発送した。

チャルン会長は「協会の立場ではない一部関係者の個人的発言で誤解と心配をかけた。協会次元で韓国に観光客を多く送るよう努力を続けたい」と明らかにした。

TTAAは外国でタイ人観光客を送出する旅行会社の団体だ。

観光業界はタイ人訪韓観光客の減少を、入国不許可をめぐる議論とこれに伴う反韓感情のためだと指摘する。

最近電子旅行許可(K-ETA)を受けたのに韓国入国を拒否されるタイ人の事例が増え、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で韓国禁止運動が広がっているためだ。

K-ETAは112カ国を対象に入国前にホームページで情報を入力すればノービザで入国を許可する制度だ。タイの場合、韓国での不法滞在者数が最も多い国のため、タイ人を対象に昨年から厳格な審査が行われている。

コロナ禍前のタイは東南アジアで訪韓観光客1位の国だったが、最近は韓国を訪れるタイ人が減っている。訪韓タイ観光客減少傾向は7カ月続いている。6月に韓国を訪れた外国人観光客数は141万7274人で前年同期比47.5%増加したが、タイ人観光客数は2万 150人で19.5%減った。

ソーシャルメディアで「韓国旅行禁止」というハッシュタグ(#)が流行し、最近まで余波が続いている。

文化体育観光部はタイ人観光客を誘致しようと法務部に今年末までタイ人に対するK-ETA一時免除措置を要請したりもしたが、法務部は不法滞在率が高い国のK-ETA一時免除は慎重であるべきとの立場だという。



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