LGエレクトロニクスの「LGロボキングAIオールインワン」 [写真 LGエレクトロニクス]
LGエレクトロニクスがオールインワンロボット掃除機を発売するのは2003年にこの市場に参入してから21年ぶりだ。これまで韓国企業は臭いと衛生問題の懸念からごみの吸入と水ぶき機能を分離した製品を発売してきた。LGエレクトロニクスの新製品は清掃開始ボタンを押すか予約設定をしておけば、ごみ吸入と水ぶき掃除から洗浄、乾燥まで自動で完了する「オールフリーソリューション」を長所として打ち出した。最適なルートを探してマッピングする人工知能(AI)基盤の自動運転機能も備えた。1万パスカルの吸引力を備えたLGロボキングAIオールインワンは1分当たり180回回転するように水ぶき掃除機能を引き上げた。臭いの問題も改善した。今回の新製品はロボット掃除機分野に特化した能力を持つ中国のロボット企業シルバースターグループと合弁開発生産(JDM)方式で出てきた。
ロボット掃除機市場の強者は中国のロボロックだ。世界的市場調査機関ユーロモニターインターナショナルによると、ロボロックは2023年に世界販売台数1位を占めた。韓国でも上半期にシェア46.5%を記録するなど2021年から1位を守っている。業界ではサムスンとLGの加勢により市場の構図が再編されるか注目する。サムスン電子が4月に発売した「ビスポークAIスチーム」は発売1カ月で累積販売1万台を突破した。韓国企業は外国製ブランドの弱点であるアフターサービスとセキュリティの側面で競争力があるとみている。
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