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ハリス氏ランニングメイトにワルツ氏…進歩色濃い農村出身の60代白人(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ワルツ氏を副大統領候補に選び、ハリス氏の進歩色彩はさらに強まることになった。これはトランプ氏との対決構図で「民主主義陣営対民主主義脅威勢力」というフレームを強化するという戦略だとみることができる。反面、トランプキャンプから「急進左派」として攻撃を受けているハリス氏の外縁拡張面で不利になるという分析もある。また、ミネソタ州が伝統的に民主党が基盤である点と、ワルツ氏に対する全国的認知度が高くない点で彼の得票力を疑問視する意見もある。

ニューヨーク・タイムズ(NYT)は「マリファナ合法化など法案に署名したワルツは確固とした進歩主義者」と評し、「ミネソタは大統領選挙激戦地ではないだけに、ハリスキャンプの大統領選挙勝利に決定的な影響を及ぼすことはないものとみられる」と指摘した。

トランプ氏はワルツ氏の副大統領候補指名が伝えられると、直ちに批判攻勢に出た。トランプ氏を支持するスーパーパック(Super PAC・政治資金募金団体)の「米国を再び偉大に(MAGA)」はX(旧ツイッター)を通じて「ティム・ワルツは統治する方法を知らない無能な自由主義者」とし「彼とカマラ・ハリスはお似合いだ」と批判した。トランプ選挙キャンプ関係者もCNNに対して「ワルツが副大統領候補に選ばれたのはハリスが急進的自由主義者という主張に力を加えるだろう」と話した。


◇トランプ側「ワルツ、無能な自由主義者」

ネブラスカ州ウェスト・ポイントの田舎町に生まれたワルツ氏は、高校卒業後、1981年父親の勧めで米陸軍防衛軍に入隊した。ワルツ氏の父親は韓国戦争(朝鮮戦争)参戦勇士だ。ワルツ氏は1989年シャドロン州立大学で学士学位を取得した後、海外で1年間教師として働き、帰国後は高校の地理教師兼アメリカンフットボールのコーチとして勤務し、同じ学校で教師をしていた妻グウェン・ウィップル氏と出会って結婚した。ワルツ氏が議政生活を始めたのは2006年連邦下院議員選挙で初当選してからだ。以来、6選に成功している。ワルツ氏の地方区であるミネソタ第1選挙区はミネソタ南部の広大な農村地域を代表する。

下院議員だった時には外傷性脳損傷センター法案の通過を主導するなど在郷軍人の福祉拡大に尽力し、性的志向に伴う雇用差別禁止法に賛成票を投じるなど性的マイノリティー者の権利擁護にも力を入れた。ワルツ氏は2018年ミネソタ州知事選挙に出馬して当選し、2022年には再選に成功した。


ハリス氏ランニングメイトにワルツ氏…進歩色濃い農村出身の60代白人(1)

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