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<パリ五輪>「女性として生まれ、女性として育った」…「XYボクサー」の軍配を上げたIOC会長

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

4日(現地時間)、IOCのトーマス・バッハ会長。[写真 オリンピック写真共同取材団]

国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、ジェンダー論争に巻き込まれた女子ボクシング選手のイマネ・ケリフ(アルジェリア)とリン・ユーチン(台湾)について、「彼らが女性だという事実には疑いの余地が全くない」と述べた。

バッハ会長は3日(現地時間)、フランス・パリで開かれた記者会見で、「2人の選手は女性として生まれ、女性として育ち、パスポートにも女性と記されている」とし、「数年間、女性選手として競争してきた。これは女性に対する明確な定義だ」と明らかにした。

また「この女性たちを女性として、人間として尊重してほしい」とし「すべての女性は女性大会に参加する人権がある」と強調した。


ケリフは女子66キロ級、リン・ユーチンは女子57キロ級でプレーする女子ボクサーで、両選手は「五輪ジェンダースキャンダル」の中心に立たされている。

両選手は昨年、インド・ニューデリーで開かれた世界選手権大会に国際ボクシング協会(IBA)から失格処分を受け、当時ロシア国籍のウマル・クレムレフIBA会長はマスコミとのインタビューで、「ケリフとリン・ユーチンは(男性染色体である)XY染色体を持っている」と批判した。

しかし、このような論争を受け、バッハ会長は「私たちが今見ているのは、ある人々が誰が女性なのかに対する定義を所有しようとすること」とし「女性として生まれ、育ち、競争し、パスポートを持つ人をなぜ女性と見ることができないのか」と問い返した。

また「もし彼らが何かを出すなら、私たちは耳を傾けてそれを調べる準備ができている」として「しかし、私たちは時々政治的動機で起きる文化戦争には加担しない」と話した。

同時に「ソーシャルメディアで繰り広げられるすべてのヘイトの表現と、このような意図によって助長される攻撃と誹謗中傷は絶対に容認できない」と述べた。



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