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韓国国情院「ロシア、北に偵察衛星新型ロケットエンジン完成品を提供した可能性」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◆北朝鮮の偵察衛星、4-5.8点…「ロケット技術は成熟段階」

このうち最も上昇幅が大きかったのは軍事偵察衛星で、昨年4点だった点数が5.8点に上がった。昨年5月と8月の2回の失敗を踏んで同年11月に「千里馬1型」ロケットで搭載体「万里鏡1号」を宇宙軌道に乗せた点を評価したからだ。

◆カメラなど搭載体技術、地上との送受信能力…「相当な補完必要」


ただ、北朝鮮の偵察衛星が有意味な情報を送っているかどうかは別の問題だと、専門家らは指摘した。韓国国家戦略研究院の張泳根(チャン・ヨングン)ミサイルセンター長は「万里鏡のカメラの解像度は1.5メートルから4メートル級とみられる」と説明した。

軍当局も一般的に軍事偵察衛星のカメラの解像度は横・縦1メートル以下の範囲を衛星写真で一つの点で表す「サブメートル級」であってこそ軍事的実効性が認められるが、日本製の商用カメラを搭載した北朝鮮の衛星はこの基準に達しないと判断している。チョン・ホンヨン元国防科学研究所(ADD)所長は「発射能力だけでなく地上受信所との交信・統制などの技術力をすべて備えてこそ軍事偵察衛星の運用が可能」とし「近いうちに北が関連のすべての技術を開発して独自の力量を備えると考えるのはあまりにも性急だ」と指摘した。

◆ロシアの支援で速い技術向上も

とはいえ、専門家はロシアの支援で北朝鮮がロケットだけでなく搭載体の技術でも急激に進展する可能性があると予想した。張泳根センター長は「北が国際制裁を避けて高性能の電装品を購買する場合、1メートル級の解像度に近い高性能の電子光学衛星を開発して取得するのは難しくないだろう」という見方を示した。


韓国国情院「ロシア、北に偵察衛星新型ロケットエンジン完成品を提供した可能性」(1)

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