ハンコックタイヤのタイヤ販売店Tステーションで整備士がテスラ「モデル3」に電気自動車専用タイヤの「iON evo AS」を装着している。[写真 ハンコックタイヤ]
金融情報会社Fnガイドと証券街によると、4-6月期のハンコックタイヤ、錦湖(クムホ)タイヤ、ネクセンタイヤの大手タイヤメーカー3社の合計営業利益推定値は前年同期より63%増えた。ハンコックタイヤの4-6月期営業利益推定値が3977億ウォン、錦湖タイヤが1539億ウォン、ネクセンタイヤが579億ウォンだ。3社合計売り上げ推定値も前年同期より5%増加した。
タイヤ3社は昨年からスポーツ多目的車(SUV)、電気自動車用高付加価値商品を拡大して好調が続いていた。電気自動車用タイヤは一般タイヤよりマージン率が高い。ここに2~3年前に電気自動車の販売台数が大きく増えた点を考慮すると、タイヤ交換周期となり需要が増えた。
だが高物価と高金利で世界的に新車市場が縮小しており、電気自動車の需要停滞まで拡散し状況が急変している。ここに原材料であるゴム価格と運賃などが上がり収益性が落ち込んだ。26日基準でゴム価格は年初より5%、海上運賃は82%上がった。
内需市場を基盤に成長してきた中国のタイヤメーカーの猛追撃も侮れない。タイヤ製造の技術力が高まっている上に、BYDなど中国製電気自動車の需要を背景に世界市場に相次いで進出している。業界によると中国のタイヤメーカーZCラバーは世界9位水準だ。ハンコックタイヤが7位で小幅にリードしているが、錦湖タイヤは15位、ネクセンは20位と遅れているという評価だ。
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