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現代車、売上高も利益も過去最高…米大統領選が「下半期の変数」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

現代(ヒョンデ)自動車グループ

現代自動車の疾走は4-6月期にも続いた。新車販売台数は昨年より小幅減少したが、SUV・ハイブリッド車などの高収益モデルで収益率を高める戦略が功を奏した。ただ、電気自動車キャズム(一時的な需要停滞)の中で中国産の低価格車両攻勢が強まり、11月の米国大統領選挙を控えてグローバル市場の不確実性が高まる状況であるため、対応が必要という指摘が出ている。バッテリー業界の寒波でLGエナジーソリューションは4-6月期の営業利益が前年同期比で半減した。

現代車は25日、4-6月期の連結基準の売上高を45兆206億ウォン(約5兆円、自動車35兆2373億ウォン、金融およびその他9兆7833億ウォン)、営業利益を4兆2781億ウォンと明らかにした。売上高は前年同期比6.6%増、営業利益は0.7%増。昨年10-12月期から3期連続で過去最大営業利益を更新した。

グローバル販売台数は卸売基準で同比0.2%減の105万7168台だった。電気自動車の需要鈍化と消費心理の萎縮、中国市場での販売減少などの影響だ。北米など他の地域での販売台数は同比2.2%増だった。


特に、需要が減少する電気自動車市場をハイブリッド車でカバーし、グローバルエコカー販売台数(商用含む)は0.2%増の19万2242台と集計された。4-6月期のハイブリッド車販売台数は同比26.4%増の12万2421台、電気自動車は24.7%減の5万8950台だった。

上半期の売上高は85兆6791億ウォンと、前年同期(80兆284億ウォン)を上回り、過去最高となった。現代車側は「先進市場および高付加価値車種中心の販売好調による改善、友好的な為替レートなどを受け、過去最高の売上高を達成した」と伝えた。

韓国トップのバッテリー企業のLGエナジーソリューションは4-6月期の売上高が6兆1619億ウォンと、前年同期比29.8%減少したと公示した。営業利益は57.6%減の1953億ウォン。米インフレ抑制法(IRA)上の先進製造業生産税額控除(AMPC)による控除額を除くと2525億ウォンの営業損失となった。顧客の自動車企業が電気自動車生産台数を下方修正し、リチウムのような鉱物価格の下落で販売価格も下がった影響だ。

下半期も不振は続くとみられる。電気自動車の需要回復が遅いうえ、中国産低価格バッテリー攻勢など悪材料が続くからだ。今年の売上高目標は1月に提示した「前年比1けた半ばパーセント(%)成長」から「前年比20%以下の減少」へと大幅に下方修正した。



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