新型コロナで国境を封鎖していた北朝鮮が、日本の朝鮮大学校の学生およそ140人の北朝鮮訪問を許可したと伝えられた。朝日首脳会談のための水面下の接触が続く中、初めて在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)系列の大学生の集団訪問が実現するとみられ、朝日間の人的交流の再開にも関心が集まっている。
日本の毎日新聞は21日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が朝鮮大4年の学生約140人に対し、8月末以降に北朝鮮を訪問できるよう特別許可を出したと報じた。学生らは今年11月までグループ別に分かれて日本から中国北京に移動した後、高麗航空で平壌(ピョンヤン)に入るとみられる。北朝鮮での滞在期間は約1カ月で、同紙は高麗航空が1人あたり約50キロまで荷物を無料で送れるようにしたという説明も加えた。朝鮮大の学生の国籍は朝鮮、日本、韓国に分かれる。同紙は「北朝鮮側は韓国籍の学生も訪朝可能と説明しているとされる」と明らかにした。
◆平壌で試合開催されなかったが、なぜ訪朝許可
今回の朝鮮大学生の団体訪朝許可について、同紙は変わった北朝鮮の態度と関係があると解釈した。
今年1月、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は最高人民会議での演説で、韓国を平和統一の対象でなく敵対国と見なすという政策転換を発表した。同紙はこうした北朝鮮の動きが「自主的平和統一」を強調してきた日本国内の朝鮮人社会に衝撃を与えたと伝えた。また、今回の団体訪朝に関連し「朝鮮大の学生を通して、平和統一策を放棄した新方針などについて在日朝鮮人社会に対しても伝達を徹底する狙いがある」という分析を出した。同紙は今回の朝鮮大学生の団体訪問範囲が制限されるかもしれないと伝えた。地方訪問や親戚訪問がどの程度実現するかは不明ということだ。
今回の訪朝許可について、外交筋は「コロナ以降、最も大きな人的交流と解釈できる」としながらも「朝鮮大の学生とはいえ北が単独で決定するのは難しかったはずで、日本政府とある程度の共感がなければ不可能なこと」と説明した。朝鮮大の学生の国籍が日本、朝鮮、韓国に分かれているうえ、引率者などの問題もあるため、日本政府がこれを了解しなければ実現は難しいという説明だ。この関係者は「朝日首脳会談のための朝日間の接触が行われている状況で日本には前向きなシグナルと見ることができる」と明らかにした。
日本の毎日新聞は21日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が朝鮮大4年の学生約140人に対し、8月末以降に北朝鮮を訪問できるよう特別許可を出したと報じた。学生らは今年11月までグループ別に分かれて日本から中国北京に移動した後、高麗航空で平壌(ピョンヤン)に入るとみられる。北朝鮮での滞在期間は約1カ月で、同紙は高麗航空が1人あたり約50キロまで荷物を無料で送れるようにしたという説明も加えた。朝鮮大の学生の国籍は朝鮮、日本、韓国に分かれる。同紙は「北朝鮮側は韓国籍の学生も訪朝可能と説明しているとされる」と明らかにした。
◆平壌で試合開催されなかったが、なぜ訪朝許可
今回の朝鮮大学生の団体訪朝許可について、同紙は変わった北朝鮮の態度と関係があると解釈した。
今年1月、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は最高人民会議での演説で、韓国を平和統一の対象でなく敵対国と見なすという政策転換を発表した。同紙はこうした北朝鮮の動きが「自主的平和統一」を強調してきた日本国内の朝鮮人社会に衝撃を与えたと伝えた。また、今回の団体訪朝に関連し「朝鮮大の学生を通して、平和統一策を放棄した新方針などについて在日朝鮮人社会に対しても伝達を徹底する狙いがある」という分析を出した。同紙は今回の朝鮮大学生の団体訪問範囲が制限されるかもしれないと伝えた。地方訪問や親戚訪問がどの程度実現するかは不明ということだ。
今回の訪朝許可について、外交筋は「コロナ以降、最も大きな人的交流と解釈できる」としながらも「朝鮮大の学生とはいえ北が単独で決定するのは難しかったはずで、日本政府とある程度の共感がなければ不可能なこと」と説明した。朝鮮大の学生の国籍が日本、朝鮮、韓国に分かれているうえ、引率者などの問題もあるため、日本政府がこれを了解しなければ実現は難しいという説明だ。この関係者は「朝日首脳会談のための朝日間の接触が行われている状況で日本には前向きなシグナルと見ることができる」と明らかにした。
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