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韓国医学部の教授が専攻医採用をボイコット、意表突かれた政府は「当惑」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国政府が辞職した専攻医の空白を最小化するため下半期の募集手続きを急いでいるが、一部の医学部教授が採用「ボイコット」を宣言した。採用計画を無力化しようとする予想外の方法が登場し、政府は当惑する雰囲気だ。

医療界によると、カトリック医療院所属の一部の教授は下半期の専攻医採用をボイコットする方針を決めた。カトリック医療院には「ビッグ5」病院の一つ、ソウル聖母病院をはじめ8カ所の修練病院が所属している。政府が17日に締め切られた専攻医募集申請で、カトリック医療院は最大規模の1019人を募集すると申請した。辞職および任用放棄処理をした人員(881人)を上回る。

しかし教授らは専攻医を新規で採用して教えることはできないという立場だ。キム・ソングン・カトリック医大教授非常対策委員長は「辞職届を出した専攻医を一括辞職処理し、そこに新しい人を選んではいけない」とし「子どもがしばらく旅行に出たからと言ってその部屋を他の人に貸さないはず」と話した。


採用をボイコットする方法は、教授が面接官として参加しなかったり、採用された専攻医の教育を拒否したりする形だ。教授が専攻医を教育するには「指導専門医」の資格がなければならないが、これに必要な教育を履修しない方法にも言及されている。教授がこのようする場合、病院長も教授を強制する適当な手段がない。

カトリック医療院で現在までにボイコット医師が確認された専攻分野は外科・産婦人科・耳鼻咽喉科の9科目で、今後さらに増える可能性もある。キム非常対策委員長は「それ以外の科でもボイコット方針を議論中」とし「24日に教授総会を開き、具体的な案を決めることになるだろう」と伝えた。

このように下半期の専攻医募集に申請人員を記入した病院でも、実質的には採用を避けたり採用規模を最小化したりする動きが続く見通しだ。少なくない人員を申請した他のソウル所在の大型病院の関係者は「1年目のレジデントは採用せず、2-4年目のレジデントだけを採用することを考えている」と話した。2-4年目のレジデントに比べて相対的に修練病院を移ろうとする志願者が多いとみられる1年目のレジデントを選ばないことで採用規模を減らすということだ。この関係者は「2-4年目のレジデントも採用過程を厳格にし、実際の採用人員を最小化することもある」と説明した。

病院が専攻医を採用しない場合、下半期の募集で空席を埋めようとしていた政府の計画に支障が生じるしかない。ある保健福祉部の関係者は「採用ボイコットなどは予想していなかった動き」と当惑した。

専攻医を辞職処理しない病院には来年3月の募集定員を減らして配分するという政府の方針にもかかわらず、一部の修練病院は辞職処理を保留したり人員を減らしたりして申請した。ソウル大病院は739人を辞職および任用放棄処理したが、101人だけを募集する。釜山大病院は1人だけで、全南大(26人)、慶北大(32人)、忠南大(59人)、全北大(17人)も少数を記入して提出した。



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