2022年ブラックロックの広告に登場した銃撃犯のトーマス・マシュー・クルックス。[写真 X(旧ツイッター) キャプチャー]
18日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、連邦捜査局(FBI)と大統領警護隊(シークレットサービス、SS)は前日、議会の非公開報告でトランプ氏を狙撃した20歳男性トーマス・マシュー・クルックスが自身の携帯電話をはじめとする機器を通じてトランプ氏はもちろん、バイデン大統領や一連の有名人の写真を検索していたことを確認したと報告した。
クルックスがトランプ氏の遊説日時をはじめ、民主党全党大会日程なども検索したと伝えられた。
銃撃犯はよく訪れていたゲームサイトにアクセスして「7月13日が私の試写会になるであろう。公開されれば見守っていてほしい」というコメントを残していた。
CNN放送はクルックスが二度にわたってトランプ氏の遊説会場を訪問していたことが確認されたとも報じた。
NYTは「このような内容は事件発生以降、犯行の細部事項と関連して最も完結した当局の報告ではあるが、依然として暗殺未遂に関してはっきりとした動機は明らかになっていない」と指摘した。
クルックスの元クラスメートをはじめ周辺は、銃撃犯には特別な政治志向はなかったと一貫して話している。
ただし、彼と同じ中学校・高校に通っていたタオルミナさんは、クルックスが民主党と共和党の両方に対して一般的な政治嫌悪を示していたと伝えた。
銃撃事件捜査を総括しているFBIは現在までクルックスが所有していた2台の携帯電話と少なくとも1台のノートブックに対する捜索を進めている。
この記事を読んで…