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米ダウ平均1.9%上昇…4万1000ドルを控え史上最高値を記録

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
16日の米ダウ平均指数は2%近く上がり過去最高を再び更新した。

この日ニューヨーク証券市場でダウ平均は前日より1.85%上がった4万954.48ドルで取引を終えた。

S&P500は前日より0.64%上がった5667.20、ハイテク株中心のナスダック指数は0.20%上がった1万8509.34でそれぞれ取引を終えた。


ダウ平均は前日に続きこの日も史上最高値を記録し、S&P500も4営業日ぶりに最高値を再更新した。この日のダウ平均は昨年6月2日の2.1%から1年1カ月ぶりの上げ幅だった。

これまでハイテク株が主導していたニューヨーク証券市場は景気に敏感な銘柄を中心に買われる循環買いの傾向が現れている。ダウ平均構成銘柄のうちユナイテッドヘルスが楽観的な業績見通し提示で6.5%急騰し指数を引き上げた。建設機械メーカーのキャタピラーも4.28%と大きく上がった。

バンク・オブ・アメリカはこの日の業績発表後、純利子利益改善の見通しで株価が5.35%急騰した。一方、AIブーム市場を主導したエヌビディアは1.62%、マイクロソフトは0.98%、それぞれ値を下げた。

これに対し中小型銘柄で構成された指数のラッセル2000も3.5%上がり5営業日連続で上昇した。中小型株は大型株と比較して景気変動に敏感な傾向がみられる。

米連邦準備制度理事会(FRB)が9月までに利下げに出るだろうという期待感が高まったのもリスク資産選好に火を付けた。米金融市場は先週の6月の消費者物価発表後、9月までの利引き下げを既定事実にする雰囲気だ。

国際金価格も過去最高水準に上がった。ニューヨーク商品取引所でこの日の金先物価格終値は1オンス=2467.80ドルで前日より1.6%上昇、5月20日から2カ月ぶりに最高値を更新した。

トランプ前大統領当選の可能性が大きくなったと判断し彼の保護貿易主義政策と減税、インフラ投資拡大政策などによりインフレが再び反騰するだろうといういわゆる「トランプフレーション」の見通しを反映した。

投資会社ベアードの投資戦略分析家ロス・メイフィールド氏は「循環買い相場ではあるがAIの長期成長潜在力に対する審判というよりは景気敏感銘柄の上昇見通しの影響が大きいとみられる」と話した。



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