資料写真(写真は記事の特定内容と関係ありません)[Pixabay]
15日(現地時間)、香港サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、14日香港FC(HKFC)スタジアムで香港女子サッカー代表チームとインドネシア代表チームの親善試合が開かれた。
香港の気象当局がいち早く雷雨警報を発令した中で、この日ハーフタイム直後からスタジアムの芝には雨水が溜まり始めた。
MFのFu Chiu-manが深刻な衝突アクシデントで救急車で運ばれていくなど状況が悪化したが、主審は試合を最後まで進めることにした。
この日前半5分に先制ゴールを決めた香港Wai Yuen-tingは「ドリブルやパスができなかった」として「ボールが来た時にクリアしようと思ったが、目の前でボールが止まった」と当時の状況を説明した。
香港は前半戦を4-0でリードして終了した。香港女子サッカー代表チームのリカルド・ランボー監督は大雨によって悪化したピッチの状況で選手の安全が心配だとして懸念を示した。
ランボー監督は「ある瞬間は稲光が光り、とても心配した」とし「審判は『試合を継続する』責任がある。だが、何より重要なのは選手の安全で、次に起きるかもしれないあらゆる状況に注意を注がなければならなかった」と話した。
インドネシアの望月聡監督も「状況がいずれにせよ、選手は戦い続けなければならなかった」とし「私たちは決定を変えることができなかった」と話した。
香港は11日に行われたインドネシアとの最初の試合も香港FCスタジアムで行った。これについて香港サッカー協会が女子代表チームのホームゲームに天然芝のスタジアムを提供しなかったことを巡り疑問の声があがった。
ランボー監督は「どの選手も天然芝のピッチがいいという」とし「香港リーグのチームは人工芝のスタジアムで試合をしているため選手には大きな問題にならないが、選手も芝のピッチを希望する」と話した。
また「男子クラブもスタジアムの確保のために戦っている現状況をよく知っている」としながらも「きょう芝のスタジアムで試合をしていれば、試合は10~15分で終わっていただろう」とため息をついた。
続けて「だが、私たちはボールが跳ねなくても最後まで試合をやり遂げた」とし「長・短所はあるかもしれないが、私たちは常に選手をもっと成長させることができる最高のサッカーを望んでいる」と付け加えた。
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