金正恩委員長、プーチン大統領(右)
金日成(キム・イルソン)軍事総合大学のキム・グムチョル総長を団長とする朝鮮人民軍軍事教育幹部代表団は8日、ロシア訪問のために平壌(ピョンヤン)を出発したと、メディアは明らかにした。
ただ、キム団長を除いた代表団の面々、訪問目的、場所、期間には言及しなかった。
金日成軍事総合大学は韓国の国防大のように将校を再教育する軍事学校であり、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長がスイス留学後にこの大学で砲兵学など軍事知識を学んだという。
今回の幹部のロシア派遣は、朝ロ首脳が先月合意した「包括的戦略パートナーシップ条約」を履行する後続措置レベルで軍事教育部門の交流のためとみられる。条約締結以降、北朝鮮軍の関係者がロシアを訪問したのは今回が初めて。
一部では、朝ロが「有事自動軍事介入」に近い「同盟」レベルの関係に格上げされたという評価が出ている。
ロシアと北朝鮮の軍事協力は国連安全保障理事会(安保理)決議違反に該当する。韓国政府は「北の軍事力増強に直接・間接的に助けとなるいかなる協力も国連安保理決議の違反であり、国際社会の監視と制裁の対象」とし、朝ロ軍事協力に対応するための対北朝鮮独自制裁対象を指定したと明らかにした。朝ロ間の武器運送、対北朝鮮精製油搬入と北朝鮮核・ミサイル開発に関与したロシア、北朝鮮、第3国の機関5カ所、船舶4隻、個人8人などを対北朝鮮独自制裁対象に指定することにした。
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