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認知力検査の提案断ったバイデン氏「トランプ氏とまた討論するだろう」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
バイデン米大統領は5日、自身がトランプ前大統領に勝つ最高の候補だとし、高齢による懸念払拭に向けた認知力検査などの身体検査提案に対しては拒否の意思を明らかにした。

バイデン大統領はこの日ABC放送とのインタビューで「私がこの選挙で勝利し大統領になるのに最も適合した人。トランプは病的な嘘つき」と主張した。ABCはバイデン大統領と22分間のインタビューを編集せずに放送した。

認知力検査を受けるかという質問には「私は(業務で)毎日認知力と神経検査を受けている。だれも私に認知力検査が必要だと言わなかった」と答えた。続けて「私はきょう英国新首相と電話で会談し、毎日国の重大事を決めている」と付け加えた。独立的な認知力検査を拒否するのかという質問には「すでにしている」と話した。


バイデン大統領は先月27日、トランプ前大統領との初めての1対1の討論で言葉に詰まり正しい文章を駆使できず高齢による健康と認知力低下をめぐる議論に包まれた。

バイデン大統領は討論会当時の状況について「私は疲れていた」と釈明した。続けて「医師が新型コロナウイルス検査をし、私にウイルス感染があったのかもチェックした。そうではなく、深刻な風邪の症状である点を確認した」と付け加えた。

バイデン大統領はこの日のインタビューで、「私は準備ができており、通常の会議では十分に聞いてしっかり判断を下す。(討論で)トランプは28回嘘をつき、私はそうしなかった」とも主張してトランプ氏の嘘発言議論を強調した。

また、中東平和計画、北大西洋条約機構拡大、経済復興、韓国からの投資誘致などを取り上げ、「どんなことをしなければならないのか理解しているので再び出馬するもの」としながら自主的な辞退説を一蹴した。バイデン大統領は「2020年当時も同じ懸念があったが私は勝利した。われわれは勝つだろう」としながら本人は自身に正直で今回の大統領選挙でトランプ前大統領を破るだろうと自信を持っているとも繰り返し強調した。

敬虔な天主教信者である彼は「もし全能の神が選挙をやめろと言えばやめるだろうが、神は降りてきていない」と冗談を通じて完走の意志を示したりもした。また「トランプ前大統領に勝てるか」という質問に「イエス、イエス、イエス、イエス」と4回繰り返して答えた。

トランプ前大統領が追加討論を提案したことに対しては「いま約束する。明確にやるだろう」と明らかにした。

トランプ前大統領との討論後に各種世論調査でバイデン大統領の大統領職適合性に疑問を提起する声が大きくなっている。トランプ前大統領との仮想対決でも支持率格差が大きくなった。

この日ABCとのインタビューではやや疲れた姿を見せたりもしたが、討論の時とは違い話とずれた回答をすることはなかった。

◇CNN医学専門記者「認知検査受け結果公開しなければ」

一方、CNNの医学専門記者はバイデン大統領が認知能力検査を受けてその結果を大衆に公開する時になったと促した。

神経外科医師であるサンジェイ・グプタ記者はテレビ討論後に脳専門医師らから12件以上の連絡を受け、彼らもバイデン大統領が認知と運動障害の検査を受けその結果を公開しなければならないという意見を提示したと伝えた。

彼は「われわれは神経学的観点から彼(バイデン大統領)の混乱したおかしな話し方、話の途中で起きる突然の集中力喪失、時々口を開いた表情をしながら話が止まり顔の動きが消える姿に対し懸念している」と説明した。

また、自身と対話した医師らはバイデン大統領にアルツハイマー症や血管性認知症などの診断に活用される広範囲な認知能力検査と血液検査、嗅覚と遺伝的リスク要因検査が必要だと勧告したと付け加えた。

バイデン大統領は2月に健康診断を受けた。

主治医であるケビン・オコナー医師は当時「バイデン氏は健康で活動的な81歳の男性。大統領職を成功的に遂行する身体能力を維持している」と明らかにしている。

グプタ記者は当時の検診報告書には神経障害やぎこちない歩き方と表情減少の原因かもしれないとされるパーキンソン病の証拠も出てこなかったが、こうした症状の原因を探す検査があったのかは明確でないと指摘した。



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