イングランドプレミアリーグのトッテナムで活躍する孫興慜（ソン・フンミン）が５日、京畿道（キョンギド）龍仁（ヨンイン）水枝（スジ）体育公園で一般の人たちとのサッカー試合に登場した。約２０００人のファンが集まり、警察と消防署員までが出動した。

孫興慜は国家代表ＧＫ金承奎（キム・スンギュ）と共にこの日午後８時ごろから水枝体育公園で一般人で構成されたサッカーチームと試合を行った。先月２７日のソウル広津区（クァンジング）峨嵯山（アチャサン）フットサル場に続いて一般人との試合にまたもサプライズ登場したのだ。

地域コミュニティーに孫興慜が来ることが伝えられると、大勢の人たちが集まった。公園フットサル場の周辺は人気プロ試合のスタンドを彷彿させるほどのファンで埋まった。孫興慜がボールに触れたりＰＫを決めたりすると歓声が響いた。


数人の子どもたちが孫興慜に駆け寄ると、現場はあっという間に混乱状態になった。ある地域住民はインスタグラムで「突然、子どもたちが一人、二人と競技場に乱入し、孫興慜に向かって走って行った」とし「その後、大人たちまで誰もが競技場に入った。それで後半戦は見ることもできず終わった」と伝えた。

孫興慜と金承奎は市民に囲まれ、競技場を抜け出すのに苦労した。Ｘ（旧ツイッター）の映像を見ると、孫興慜の周囲にファンが集まり、押し合って危険な状況も発生した。悲鳴が聞こえ、統制する警察の声も続いた。幸い、大きな事故なく現場状況は整理された。孫興慜は予定より１０分ほど早く競技を終え、午後１０時１０分ごろ競技場を抜け出した。

シーズンを終えた孫興慜は現在、韓国国内で時間を過ごしている。トッテナムは３１日、ソウルワールドカップ競技場でチームＫリーグと親善試合を行う。８月３日には同じ場所で金玟哉（キム・ミンジェ）が所属するバイエルン・ミュンヘン（ドイツ）とも対戦する。