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日本帝国の韓国経済侵奪の主役が日本の新一万円札の新しい「顔」に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

銀座の資料写真[Pixabay]

「新札は明日から支店に入ります。明日、また来てください」

3日午前11時、東京銀座のある大手銀行。お客さんがこの日午前8時に発行が始まった新紙幣を買おうとし、職員たちは案内で慌ただしかった。新札を手に入れるため、わざわざ銀行を訪れたお客さんはがっかりした顔で帰った。

それぞれ40年(1万円札)と20年(5000円札、1000円札)ぶりに新紙幣3種が発行され、日本は浮き立っている。日本の岸田文雄首相は同日午前、日本銀行で開かれた発行記念式に出席し、「新紙幣が国民に愛され、日本経済に活力を吹き込むことを期待する」と述べた。この日、1兆6000億円規模の新札を発行した植田和男日銀総裁も行事に先立ち、記者団に「新しい日本の銀行圏が国民の皆さんの手に広がり、わが経済を支える潤滑油になることを期待する」と述べた。


新しい紙幣を飾った人物も話題になった。1万円札には「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一(1840~1931)が描かれた。5000円札には「日本女性教育の先駆者」津田梅子、1000円札には破傷風治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎が描かれた。

特に、1984年以降40年ぶりに1万円札の主人公になった渋沢が多くの注目を集めた。財務省の前身である大蔵省の官僚だった渋沢は、現在日本の貨幣単位である「円」制度を作った。1973年、日本初の民間銀行である第一国立銀行(現みずほ銀行)を設立し、5年後には東京商工会議所の前身である東京商法会議所の初代会長も務めた。渋沢の影響で、日本に設立された企業だけでも500社を超える。

渋沢の肖像が入った新札の発行に合わせて東京の大型書店には1916年に出版した『論語と算盤』が新たに出版され、展示されている。NHKは渋沢の顔が描かれた新札を受け取るために、渋沢との縁のあるみずほ銀行に客が殺到したと報じた。

しかし渋沢は韓国で「経済侵奪の主役」として批判を浴びている。渋沢は朝鮮末期、韓国電力の前身である京城電気の社長を務め、1902年大韓帝国の承認と関係なく発行された1ウォンや5ウォン、10ウォンに肖像が載せられた。

朝日新聞は野村総合研究所の推算を引用し、今回の新札発行による経済効果が1兆6300億円に達すると見込んだ。ATM機・自動販売機などの交替などに力づけられ、日本経済にも肯定的な効果があるという説明だ。隠れていた「タンス預金」の出現にともなう経済効果にも言及される。長い経済低迷と低金利で、使用されずに積もっていた約60兆円の「タンス預金」が今回の新札発行と利上げで再び市場に戻り、日本経済に肯定的に働く可能性が大きいということだ。



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