「ソウルアリーナ」複合文化施設の鳥瞰図[写真 ソウル市]
カカオは2022年6月、事業施行法人として「㈱ソウルアリーナ」を設立し、昨年11月に着工準備に入った。しかし、カカオ内部で施工会社を選定し、特定企業に特恵を与えたという疑惑が提起されると、12月に予定されていた着工式は突然延期され、工事も中止された。その後、内部監査の結果、問題がないという結論が出て事業が再稼動された。
ソウルアリーナは40カ月間工事した後、2027年3月に竣工予定だ。この施設は地下鉄1・4号線が通る倉洞(チャンドン)駅、4・7号線が通る蘆原(ノウォン)駅と隣接したところに作られる。約5万平方メートルの敷地に地下2階、地上6階(延べ面積11万9096平方メートル)規模だ。最大2万8000人まで収容可能な韓国初の大衆音楽アリーナ公演場(1万8269席)と中型公演場(2010席)、映画館7館、大衆音楽支援施設、販売・業務施設などK-POP中心の複合文化施設として作られる。ソウル市が用地を提供し、ソウルアリーナが施設造成・運営と維持管理を担当する。
ソウル市はソウルアリーナに年間国内外の観覧客250万人を誘致し、新しい公演文化産業の雇用を創出できると期待している。ソウルアリーナが東北圏文化公演の名所であり、K-コンテンツの聖地として成長できるよう積極的に支援する方針だ。
この日の着工式には、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長と鄭柄国(チョン・ビョングク)文化体育部第1次官、カカオのチョン・シナ代表、地域住民など250人余りが参加した。チョン・シナ代表理事は「カカオはK-POPの世界ファンが音楽だけでなく、様々なK-カルチャーとコンテンツを複合的に経験できる空間にし、プログラムも開発する」と明らかにした。呉世勲市長は「ソウルアリーナは韓流観光のメッカとして江北全盛時代をリードし、魅力都市ソウルを代表する東北圏のランドマークになるだろう」と述べた。
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