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【韓半島平和ウォッチ】「中国、朝ロとは距離置く…韓国に有利に導くべき」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
高有煥(コ・ユファン)東国大名誉教授=北朝鮮は韓米が拡大抑止力を強化すると、韓米-朝ロ構図の均衡、「恐怖の均衡」を図ろうとするようだ。韓半島の安定化に必ずしも否定的とはいえない。米中ロが衝突する大きな戦争を抑止できるという点でだ。

シン・ボムシク・ソウル大教授=ロシアが中国の「ジュニアパートナー」になったという一部の見方には同意しがたい。ロシアは脱冷戦期も北東アジアで影響力発揮作業を着実に進め、朝ロ首脳会談もそのような努力の一環だと考える。ロシアは朝ロ協力を通じて北東アジアで自らが望む「強大国の勢力均衡」を具現しようとするようだ。

キム・ヒョンチョル韓国軍事問題研究院院長=ロシア外相が今回の朝ロ条約を「防御用」と述べたのが目を引く。これを契機に韓国外交当局がロシアに韓国戦争(朝鮮戦争)の責任を想起させるのはどうかと考えた。これにはロシアが支援する第2の韓国戦争を防止する目的もある。


チョ・ヤンヒョン国立外交院教授=米中が支配する国際秩序が大きな車輪なら、韓国という小さな車輪が影響を及ぼすのは容易でないとみられる。国際秩序が変わっているのは確実だ。それで出てきたのが現政権の韓米同盟、韓米日協力強化の動きのような生存戦略だ。

金広斗(キム・グァンドゥ)国家未来研究院院長=米中競争で米国が経済的優位を持つ時代になった。米国一極体制で韓国が南北平和を定着させるには米国との協力を基礎にするしかない。朝ロ関係、中国の役割を見ても韓米関係の重要性はさらに高まる。

南成旭(ナム・ソンウク)高麗大教授=現在、南北は互いに対話をする状況でないと判断する。南北対話チャンネルはその気になれば稼働が可能だが、今は会う理由を双方とも探せずにいる。米大統領選挙以降に対話の雰囲気が形成されれば南北間チャンネルも開かれるだろう。

崔相龍(チェ・サンヨン)高麗大名誉教授=ロシアが北朝鮮の核保有を事実上認めたのなら韓国も対応がなければいけない。一つの案として韓国のG7加入を挙げたい。日本と共に国際的にアジアを代表する国になれば、平和共存条件を世界化する効果も図れるとみる。

田奉根(チョン・ボングン)国立外交院名誉教授=北朝鮮が核兵器を保有し、朝ロは接近し、中国の影響力は相変わらずだ。こうした状況でソ連崩壊を待つように北朝鮮の崩壊を待つのか、それとも戦争防止と平和共存目標を追求して統一はひとまず先送りするのか。大きな決定をしなければいけない時だ。

白栄哲(ペク・ヨンチョル)建国大名誉教授=朝ロ首脳会談以降、深い国際情勢分析が必要だ。これは政治的にある程度統合されてこそ可能だ。韓国は与野党が互いに無条件に反対する。外交安保、統一問題には超党派的な与・野・政協議体が共同対応する案を講じる必要がある。

禹潤根(ウ・ユングン)元駐ロ大使=韓国の外交は10年先を見通せないほど一貫性がなかった。外交政策が与野党を問わず政権によって容易に変わった。少なくとも南北関係と4強外交は10年、20年は共にしようという政治的な合意構造が必要だ。

李夏慶(イ・ハギョン)中央日報論説委員=韓国の生存アジェンダを作るには超党派的な合意が必須だ。「北朝鮮」を忘れて「北朝鮮の核」に執着する従来の強大国論理では韓半島問題の解決は難しい。北朝鮮の意図を正確に把握し、誰もが受け入れられる最適な解決策を出さなければいけない。

洪錫炫(ホン・ソクヒョン)韓半島平和作り理事長(中央ホールディングス会長)=今後、米大統領選挙などを経て韓国の核武装がイシューになると予想される。米ワシントンでも非公式的な議論がかなり進行していると聞いた。韓国には現実的な挑戦課題であるため、戦術的・戦略的レベルで接近し、あらかじめ多くの勉強をするべきだとみる。


【韓半島平和ウォッチ】「中国、朝ロとは距離置く…韓国に有利に導くべき」(1)

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