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米政治専門家「バイデン氏、舞台で心臓発作を起こした格好…支持率10%落ちれば持たない」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
先月27日(現地時間)の最初の米大統領選挙テレビ討論後、バイデン大統領に対する辞退要求が公開的に提起される中、専門家らは「2つの条件が満たされる場合、辞退の可能性を排除できない」という立場を提示した。中央日報が先月29日(現地時間)、関連の専門家5人を対象に実施した緊急アンケート調査の結果だ。

2つの変数は支持率下落幅を10%ポイント以内に防御するかどうか、またバイデン氏の決定に大きな影響力を発揮するバラク・オバマ元大統領とジル・バイデン夫人が辞退を直言するかどうかだ。オバマ氏とジル氏は討論後にもバイデン氏支持を公式化したが、挽回しがたい支持率下落や消えない交代論など状況が変わる場合、立場を変える余地があるかも注目される。

◆「カギを握るのはオバマ氏とジル氏」


ノートルダム大のロバート・シューマル教授は「バイデン氏は候補から退きたくても自身のために(民主党の)大統領選敗北宣言と解釈されかねず、辞退を発表できない状況」とし「現時点で去就の判断に影響を与えることができる唯一の方法は、党全体が信頼し、今後の状況に一定部分の責任を負うことができる人物が『あなたは勝てない』と公開的に直言する方法だけ」と述べた。

このような直言ができる人物については「現民主党で最も影響力があるバラク・オバマ氏と大統領の政治的助言者であるジル・バイデン氏しかいない」と話した。さらに「民主党議員らも状況の深刻性を把握しているが、代案を探すのが難しいうえ、大きな波及効果を呼ぶ事案に対して責任を負えないため沈黙する状況」と評価した。

ひとまず「キーマン」の2人はバイデン氏に対する支持の立場を固守している。

オバマ氏は討論の直後、ソーシャルメディアに「討論がうまくできない日もある」としながらバイデン氏を支持した。ジル氏は討論後、2日連続で現場遊説に同行しながら支持を訴え、辞退要求に一線を画した。

すると共和党はバイデン氏の手を握って動くジル氏の姿と共に「誰が軍統帥権者なのか」「老人虐待をしている」などの言葉を付けた映像を流布している。バイデン氏が夫人の「影響」に振り回されるような構図を演出し、新たな攻撃ポイントにしようということだ。

◆「10%ポイント落ちれば持たない」

中央日報の質問に応じた専門家全員は「討論後のバイデン氏の支持率下落は避けられない」という意見を出した。問題は下落の程度だ。

ヴァンダービルト大のトーマス・シュワツ教授は「去就を決める決定的な要因は結局、今後1カ月間に支持率防御をどれほどできるかだ」とし「バイデン氏の支持率が今より10%ポイント以上落ちる場合、候補から退くしかない」と予想した。続いて「バイデン氏が有権者の懸念を払拭する実質的な成果をすぐに提示できなければ、支持率の下落を防ぐのは難しい」とし「早期にきっかけを作ることができない場合、米国の大統領になってはいけない人が当選する道を開いたという批判まで受けるかもしれない」と話した。

慶煕大のソ・ジョンゴン教授は「バイデン氏の支持率挽回のためには劇的な経済状況の改善や国境危機の解消などがなければいけないが、これらの懸案は短期間では解決できない問題」とし「バイデン氏の選択はオバマ氏が再選を控えてした適切な行政命令だけだが、これも現在の状況でプラスの効果を出せるかは断言できない」と評価した。


「米中から選択? 誰がもっと親しいか公開するバカはいない」=韓国(2)

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