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【コラム】外見だけ先進国の韓国…砕かれた「コリアンドリーム」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
京畿道華城(キョンギド・ファソン)前谷(チョンゴク)海洋産業団地のリチウム1次電池生産工場で命を失った23人全員の冥福を祈る。このうち18人は外国人労働者ということが分かった。この人たちは「外労者(外国人労働者)」と呼ばれる。それほど外労者はいつのまにか韓国の経済現場を支える核心人材になっている。

今回の事故がさらに残念なのは、やはり慢性的人災だったという事実だ。出入口は積まれた生産品に狭くなり、リチウム電池専用の消火器もなかった。スプリンクラーは遮断されていたという。この危険な空間で働いていた人たちにはどこにも非常口はなかった。外労者にとってコリアンドリームが灰色に変わる悲劇の現場となった。

いまや韓国は製造業はもちろん農業・漁業・建設業などで外労者なしに稼働するところはない。韓国国内に滞在する外国人は251万人にのぼる。このうち就業資格を持つ外国人は52万人ほどだ。就業資格がない外国人も資格を持つ人ほどいると推定される。外労者にとって韓国の職場はコリアンドリームをかなえる夢の職場だ。1年間だけ働いても母国基準では数年または一生働いて稼ぐことができるお金を手にし、故郷にいる親と家族を扶養できたはずだ。


ところで外見だけが先進国になった韓国がこの人たちのコリアンドリームを砕いた。派遣・日雇いでも仕事があるということだけでも喜んでいた外労者は、無防備状態の危険区域で犠牲になった。華城工場では注文が殺到していて作業員を大きく増やしたという。なおさら予防レベルの点検が強化されるべきだったし、火災が発生した場合に備えて避難する空間と消火装備があってこそ外労者を保護することができた。使用者はもちろん政府と公務員の責任が大きい。繰り返される人災が起きないよう絶えず点検する必要があった。

キム・ドンホ/経済エディター



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