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10日ぶりに救助された登山客「滝の水や野いちごで耐え、14キロ痩せた」=米国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

資料写真[Pixabay]

米国で軽い登山をすると言って手ぶらで出て行方不明になった30代の男性が10日ぶりに山の中で救助された。



23日(現地時間)、カリフォルニア州消防局によると、この消防局所属の救助隊は20日夕方、サンフランシスコの南側にあるビッグベイスン・レッドウッド州立公園の深い山の中で行方不明となった男性ルーカス・マクリーシュさん(34)を捜し出し救助した。


数日間、この近くで誰かが助けを求める音を聞いたという通報が数件受け付けられたが、その位置を見つけることができず、地域保安官室が浮かべたドローンでマクリーシュさんの位置を見つけたと消防局は伝えた。

マクリーシュさんは地元テレビ局KSBWと米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)インタビューで11日午前、ビッグベイスン・レッドウッド州立公園付近に住む友人の家に立ち寄り、この山に素敵な花崗岩の壁があるという話を聞いて一人で登山に出たと話した。

また「3時間ほどで十分に行けると思って、懐中電灯と折り畳み式のはさみ以外には何も持って行かなかった。

だが、山に入ったマクリーシュさんは山火事で廃墟になった広い空間に入り、そこで道に迷った。

さらに「他の山奥の地形とは完全に違った」として「火災でそのように全て燃えてしまえば砂漠のように変わり方向を探すことができないということをまだ予想できなかった」と話した。

米国の山奥では、携帯電話の信号が全く捉えられない場合が多い。

数日間、山の中をさまよいながら、滝や渓谷の水を飲み、野いちごを食べながら耐えてきたという。

男性の家族は「父の日」である16日、皆が集まった席で男性が見えず連絡もつかなかったため問題が生じたことを認識し行方不明届を出した。

登山愛好家であるマクリーシュさんは遭難後5日目までは大きな恐怖を感じなかったが、低体温症がひどくなり、岩から滑ったために傷を負うなど生存の困難が大きくなると深刻性を感じ始めたという。

北米で「生きたライオン」と呼ばれるピューマに出くわして辛うじて避けたこともあった。

マクリーシュさんは遭難後、8日目から誰かが自分の声を聞いてくれることを期待しながら大声をあげて助けを求めた。ついに10日間空に浮かんでいるドローンを発見することができた。

また、山の中にいた10日間「水ダイエットをした」とし「10日間で30ポンド(13.6キロ)が減った」と明らかにした。

同時に「毎日1.5ガロン(5.7リットル)の水を飲めば、(体にある)炭水化物がすべてなくなるまで食べ物が必要ではない」と説明した。



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