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「50度の猛暑」にも150万人が集まった…イスラム教徒、聖地巡礼で死亡者続出

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ハッジの資料写真[Pixabay]

イスラム最大の宗教行事である「ハッジ(聖地巡礼)」が行われる中、摂氏50度に迫る猛暑で巡礼者の死亡が相次いでいる。

16日(現地時間)ロイター・AFP通信などによると、ヨルダン外務省は「ハッジ巡礼の途中、ヨルダン巡礼者14人が死亡し、17人が行方不明になった」とし、「人々は深刻な猛暑で脳卒中を患い、死亡した」と明らかにした。

イラン当局も、ハッジ巡礼期間中に5人のイラン巡礼者が死亡したと報告した。イラン側は巡礼者の死亡原因を明らかにしなかった。


ハッジが開かれるサウジアラビア当局も、まだ死亡者に対する公式声明を発表していない。ただし、サウジアラビア保健省報道官は「2760人以上の巡礼者が熱中症と猛暑で苦しんだ」と述べた。

また「巡礼者数がさらに増えるものと予想され、ピーク時間(午前11時~午後3時)は外出を控え、水分を摂取してほしい」と呼びかけた。

ハッジはイスラム教徒が守るべき5つの義務(信仰告白、礼拝、喜捨、断食、聖地巡礼)の一つだ。ムスリムは生涯にこの5つの義務を1回以上履行しなければならない。このため、ムスリムは一生に一度はメッカの大寺院である力ーバ神殿を訪れ、聖地巡礼の儀式を行わなければならない。儀式は5~6日間行われるが、今年は14日から19日までだ。

16日、サウジ・メッカの最高気温は摂氏43度に達し、17日には摂氏47度に達するものと予想される。

ハッジには平均的に200万~300万人のイスラム教徒が参加するが、今年は180万人が巡礼するものと予想される。昨年はハッジ期間に少なくとも240人が死亡した。

サウジ当局によると、すでに150万人を超える人々が巡礼のために入国したと伝えられた。



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