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猛暑の中で3時間離陸遅延…エアコンの効かない機内で結局乗客が気絶=ギリシャ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

カタール航空旅客機の資料写真[Pixabay]

ギリシャから離陸しようとしたカタール航空の旅客機が技術の欠陥で3時間30分ほど滑走路で待機し、乗客が気絶する事態が発生した。



16日、ザ・サンなどによると、今月10日(現地時間)、カタール航空QR204便はギリシャのアテネからカタールへの出発を準備していたところ、エアコンシステムの技術的欠陥が発見されて離陸が遅れた。


3時間以上滑走路の上のエアコンが出ず、窓も開けられない機内で待機していた乗客たちは、摂氏38度の暑さと死闘を繰り広げた。その日、ギリシャには猛暑が懸念され、すでに緊急気象情報が発表された状況だった。

多くの乗客が脱水症状を見せ、ついに一人の女性乗客1人は機内で気絶して応急措置を受けなければならなかった。

ある乗客はSNSを通じて当時の状況を共有した。また「乗客はドアが閉まっていてエアコンもつかないまま3時間30分間飛行機に閉じ込められている」として「乗客は文字通り脱水症状を見せ、機内で気絶している」と伝えた。

この乗客が撮影した映像には、乗客が座席や通路に立ち上がったまま、紙で自分と周辺の乗客を扇いでいる姿が写っていた。

他の乗客は最初から搭乗が許された理由が分からないとし「本当にぞっとした」と話した。

乗客たちは結局、航空機から降りてアテネ国際空港ターミナルの建物に戻り、航空会社の追加案内を待たなければならなかった。

カタール航空の職員たちが暑さに疲れた乗客たちに水一杯と炭酸飲料水を提供したが、流した汗に比べて水分を補充するには足りなかったという。

カタール航空は声明で「技術的な問題により遅延が発生したことに対して乗客に心よりお詫びを申し上げる」と明らかにした。航空会社は旅行に支障を受けたすべての乗客に最終目的地まで円滑な連結のために支援を拡大したとし、乗客には補償規定が通知されたと話した。



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