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韓国造船、「ロシア悪材料」国際制裁による契約撤回…受注物量損失か

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ハンファオーシャン巨済事業所。[写真 ハンファオーシャン]

韓国の造船3社が相次ぐ契約解除で頭を悩ませている。かつて船舶を発注したロシア海運会社などが契約を撤回してからだ。

13日、造船業界によると、サムスン重工業は前日、ロシアのズヴェズダ(ZVEZDA)造船所から4兆8500億ウォン(約5500億円)規模の受注契約の解除を通知された。ロシア船主が一方的に契約解除を通知すると、同時に納付した手付金8億ドル(約1257億円)と遅延利子支給を要求しており、今回の契約解除は国際訴訟戦につながる見通しだ。

サムスン重工業はズヴェズダ造船所と2020年11月から船舶ブロック(船舶用鉄構造物)と資機材供給契約を結んだ。サムスン重工業が船舶ブロックなどを製作して造船所に送れば、現地で最終組み立てして建造する契約だった。ズヴェズダは手付金として8億ドルを支給したが、ロシアがウクライナに侵攻した2022年2月から西側制裁が始まり、契約に赤信号が灯った。サムスン重工業関係者は「ズヴェズダと契約維持の可否をめぐり交渉を続けてきたが、今月11日ズヴェズダ側が契約不履行を主張し、17隻に対する契約解除を通知した」として「国際訴訟につながるだけに結論まで相当な時間がかかるものと予想される」と話した。


これに先立ち、ハンファオーシャンは2022年、ロシア海運会社のソブコムフロットと締結した液化天然ガス(LNG)運搬船3隻の供給契約を解除した。ウクライナ侵攻による制裁規定を守る必要があったためだ。ハンファオーシャンは2020年、ソブコムフロットから砕氷LNG船3隻を計8億7100万ドルで受注した。現代三湖(ヒョンデ・サムホ)重工業も同年、ソブコムフロットから5億5000万ドルで受注したLNG運搬船3隻に対する契約を解除した後、辛うじて新しい船主に再販売した。



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