ヤギの資料写真[Pixabay]
11日、聯合ニュースによると、情報提供者Aさんが飼っていたヤギ2匹とひよこ20匹が集団死した。
Aさんは9日の昼、仁川市西区孔村洞(ソグ・コンチョンドン)の農場を訪れ、家畜が微動だにせず倒れている残酷な現場を目撃し、衝撃に陥った。
Aさんの情報提供によると、現場の閉回路(CC)テレビには同日未明、群れをなして農場に接近した野良犬4匹のうち3匹が檻の中に入り、ヤギとひよこを手当たり次第にかみ殺す場面が映っていた。
Aさんは「ヤギ1匹は内臓が見えるほど肉が剥がれ、血まみれの状態だった」とし「ひよこ1匹だけがやっと生き残ったが、多くのけがをして長く持ちこたえることは難しそうだ」と話した。また「ひよこは3月から順に孵化させて大事に育て、ヤギ2匹も名前を付けて家族のように飼ってきたが、一日で命を失って虚しい」と語った。
Aさんは「野良犬は檻に設置された金網を歯でかみちぎって穴を開けた後に侵入した」として「野生花にともなう狩猟習性が高齢者や幼い子供に向かう可能性があり心配される」と話した。
Aさんの農場から半径500メートル以内には住宅街と地下鉄駅などが位置しており、近隣住民や通行人がいつでも野良犬の群れに遭遇する可能性がある環境だ。
仁川市西区では、数年前から野良犬の出没による不安を訴える苦情が寄せられている。苦情のほとんどは住居地近くで野良犬を目撃し、犬にかまれる事故を懸念する内容だ。野良犬の繁殖力が強いうえに、活動範囲が広いため、Aさんの事例のように予期せぬ野良犬襲撃に対する不安感が依然として残っている。
西区関係者は「今年は補正予算2000万ウォン(約227万円)を含め、計4000万ウォンを野良犬捕獲に使う予定」とし、「野良犬の苦情に迅速に対応し、最大限被害を防ぐ」と話した。
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