尹錫悦大統領が先月31日、竜山大統領府庁舎で韓国・アフリカ首脳会議に出席するため訪韓中のシエラリオンのジュリウス・マーダ・ビオ大統領と午餐会に参加している。[写真 大統領室]
アフリカは最近、各種安保懸案などでも国際社会で存在感を育てている。国連加盟国54カ国が位置したアフリカは、大規模な国際選挙で「票田」と呼ばれる。これを土台にアフリカは炭素排出の責任は微々たるものだが、結果的に最も大きな被害を受けている気候変動問題でも声を高めている。また、最近は国連安全保障理事会常任理事国入りも試みている。金泰孝次長は「アフリカは国連でキャスティング・ボッターの役割を果たし、平和と安保の議題も主導している」と説明した。
また、韓国とアフリカは植民支配、内戦、これを克服して経済成長を成し遂げるための取り組みなど、様々な面で共感を形成することができる。1950年韓国戦争(朝鮮戦争)当時、エチオピア・南アフリカ共和国・モロッコが兵力を派兵し、リベリア・エジプトが物資を支援して共に戦った歴史もある。
これについて、鄭炳元(チョン・ビョンウォン)外交部次官補は中央日報に「韓国は政府開発援助(ODA)の受願国から供与国に転換した唯一の国という歴史的経験をもとに、アフリカと深い共感を形成することができ、アフリカ各国の必要に最適化したオーダーメード型(tailor-made)支援を行うことができる」と述べた。鄭次官補は、今回の首脳会議開催のための高官会議の韓国側首席代表だ。
また「一方的な支援ではなく、アフリカが自主的な能力を開発できるよう、能力を培養(capacity-building)することに焦点を当てている」として「製造業強国である韓国と若い人口と巨大な単一市場として発展しているアフリカは長期的に強力な戦略的パートナーになるだろう」と期待を寄せた。「アフリカに向けた架け橋を作るのは未来を考える時、確かに賢明な投資」と言った。
「韓国と未来設計」アフリカ48カ国の首脳、きょうソウルで一堂に会する(1)
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