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日本「北朝鮮の偵察衛星、宇宙に投入されず…通知期間内にさらなる挑発の可能性」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮の国旗

日本政府は27日、北朝鮮が打ち上げた衛星搭載ロケットが西海(ソヘ、黄海)上空で消失し、宇宙に投入されなかったと分析した。

NHKによると、木原稔防衛相は28日、記者会見を開き、「日米韓の緊密な情報共有によると、北朝鮮は午後10時43分ごろ、北西部沿岸地域の東倉里(トンチャンリ)地区から南方向に向けて衛星打ち上げを目的とする弾道ミサイル技術を使用した発射を強行した」と発表した。

木原防衛相は「発射から数分後、黄海上空で消失し、宇宙空間への何らかの物体の投入はされていないものと推定をしている」と説明した。


これに先立ち、北朝鮮は日本海上保安庁に27時午前0時から来月4日0時の間に「衛星ロケット」を打ち上げると通知していた。

木原防衛相は北朝鮮が通知期間内にさらなる挑発に出る可能性があるとし、「必要な情報の収集分析および警戒監視に万全を期していく」と述べた。

◆北、偵察衛星打ち上げ失敗報道…「1段階飛行中に爆発」

北朝鮮も軍事偵察衛星2号機の打ち上げに失敗したと28日、明らかにした。

朝鮮中央通信は「国家航空宇宙技術総局は主体113年(2024年)5月27日、平安北道鉄山郡(チョルサングン)の西海衛星発射場で偵察衛星『万里鏡-1-1』号を新型衛星運搬ロケットに搭載して発射を断行した」と明らかにした。

朝鮮中央通信によると、国家航空宇宙技術総局の副総局長は「新型衛星運搬ロケットは1段階の飛行中に空中爆発し、発射は失敗した」と述べた。

また「副総局長は、非常設衛星発射準備委員会現場指揮部の専門家の審議で新しく開発した液体酸素+石油発動機(エンジン)の動作信頼性に事故の原因があるものと初歩的な結論を下した、と言及した」と明らかにした。

朝鮮中央通信は「(副総局長は)その他の原因で生じる問題点も審議すると話した」と伝えた。

今回の打ち上げは、北朝鮮が昨年11月21日に初の軍事偵察衛星「万里鏡1号」打ち上げに成功してから188日ぶりに技術進展を立証できるかがカギだった。昨年9月の首脳会談以降、多方面で密着しているロシアから偵察衛星関連技術を受けたという点で注目度が高かった。

北朝鮮は昨年5月、8月に「万里鏡1号」を搭載した新型衛星運搬ロケット「千里馬1型」の打ち上げに2回失敗した。

北朝鮮は最初の失敗当時、発射から約2時間30分後に朝鮮中央通信を通じて「千里馬1型が正常飛行する間、1段目分離後2段目の発動機の始動の非正常で推進力を喪失し、朝鮮西海に墜落した」と明らかにした。

2回目の失敗当時も発射から3時間も経たないうちに「千里馬1型の1段目と2段目は共に正常飛行したが、3段目の飛行中に非常爆発体系にエラーが発生して失敗した」と報じた。その後の3回目の打ち上げでは成功し、「万里鏡1号」を軌道に乗せた。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は昨年12月に開かれた労働党中央委第8期第9回全員会議で「2024年に3つの偵察衛星を追加で打ち上げるという課題を明らかにした」と朝鮮中央通信は報じた。



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