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【社説】韓日中首脳会談、北東アジア安保の安全ピンなることを期待する

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領、日本の岸田文雄首相、中国の李強首相が昨日午後ソウルで会った。韓国が議長国として1泊2日間の日程で開催する「韓日中3カ国首脳会談」に出席するためだ。韓国・日本・中国は相互協力を強化するための国際協議体が必要だという判断に基づき、2008年に3カ国首脳会談を始めた。その後、3カ国が持ち回りで議長国を引き受けながら首脳会談を開催した。しかし2019年12月に中国成都で開かれた第8回会談以降、新型コロナなどの影響で対面協議が行われなかった。今日、3カ国首脳会談が4年5カ月ぶりに再開される。

今回の会談を通じて3カ国首脳が集まる協議体がまた稼働したことだけでも大きな意味を付与できる。尹大統領は昨日の李強首相との2国間会談で、韓中外交・安保対話を新設し、自由貿易協定(FTA)2段階交渉を再開することにした。また岸田首相とは、韓日国交正常化60周年を迎える来年は韓日関係をより一層発展させ、日本総務省の行政指導で浮上した「LINEヤフー」事態が不必要な両国の外交懸案にならないよう緊密に意思疎通をすることにした。李強首相と岸田首相も2国間会談をした。

さらに3カ国首脳は今日、これまで実務レベルで議論してきた懸案について協議する予定だ。3カ国は人的交流拡大と気候変動対応協力を通した持続可能な発展▼経済通商協力▼保健および高齢化対応での協力▼科学技術デジタル転換協力▼災難および安全協力強化問題などについてはすでに共感を形成している。


何よりも3カ国協議体がようやく再稼働しただけに、北東アジア安保の安全ピンの役割をする成果が出ることを期待する。会談が中断した4年余りの間に北東アジア情勢が急変したからだ。米中対立の激化と北朝鮮の核・ミサイル脅威が足元の火として近づいた状況が代表的な例だ。3カ国首脳が今日の会談で、北東アジアの不安定性をもたらす北朝鮮核問題の解決に向けた共同の努力を約束することを望む。北朝鮮が核弾頭を搭載できる短距離ミサイルだけでなく中長距離ミサイル開発も終わらせたという「核武力完成」主張を考慮すると、日本、中国も北朝鮮の直接的な核の脅威から自由でないからだ。朝米交渉と南北関係が膠着局面という状況で北朝鮮を制御できる国は中国しかない。

政府は特に李強首相の訪韓が尹大統領と習近平国家主席の会談につながるように雰囲気を形成していかなければならない。しばらく疎遠になっていた韓中関係を復元し、韓半島(朝鮮半島)の平和安定を維持するためには、韓日中3カ国首脳会談に劣らず韓中最高指導者の協力が近道であるからだ。



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