領有権紛争地域である南シナ海で、中国の超大型警備艦がフィリピンの排他的経済水域(EEZ)を侵犯した。フィリピン海軍は「国家タスクフォースで適切な対応をするだろう」と明らかにした。
現地メディアのフィリピン・スターとインクワイアラーが25日に伝えたところによると、「怪物」という別称を持つ長さ165メートルの中国海警局の艦艇5901号を前日午前5時ごろスカボロー礁から93キロメートル離れた地点で捕捉したとフィリピン海軍は主張した。
フィリピン海軍報道官は「(範囲が)370キロメートルまでのフィリピンのEEZから深く侵犯したもの。国家タスクフォースで適切な対応をするだろう」と話した。
具体的な対応策については明らかにしなかったが、中国船舶が海警局所属のためフィリピンも海洋警察が対応に出る可能性が大きいと説明した。
南シナ海海洋活動監視プロジェクトであるシーライトの局長であるレイ・パウエル元米空軍大佐はソーシャルメディアに「捕捉された中国船舶は世界最大の沿岸警備艇。長さ102メートルの海警局船5203号とスカボロー礁西側のフィリピンEEZに侵入して戻った」と話した。
中国とフィリピンはスカボロー礁を含む南シナ海の島々をめぐり対立している。
19日には中国が占有する南シナ海の岩礁でフィリピンの民間船舶が中国の封鎖網を突破すると中国海警局が南シナ海の海域に侵入する外国人を逮捕することにした。
香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストとフィリピンメディアのマニラ・タイムズによると、中国政府は自国が領有する南シナ海海域に不法侵入する外国人を逮捕する権限を海警局に付与した。
これまでも海警局は犯罪容疑者を拘禁する権限があったが、中国が海警局の容疑者拘禁関連手続きを詳細に規定したのは今回が初めてだという。
今回の措置は最近フィリピンの民間団体「アティン・イト(タガログ語で「これは私たちのもの」)連合)が南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)の領有権主張のため大規模民間船団を送ったのに伴った対応とみられる。
この団体が岩礁にあるフィリピン漁船に物資を補給しフィリピンの領有権を示すブイを設置するとして商船5隻と小型漁船100隻で構成された船団を送ると、中国側は海警局の船など少なくとも46隻の船舶を動員してこれらのスカボロー礁進入を防いだ。
だがこの団体は15日に先発隊10人が乗った船1隻が中国の封鎖網を突破して岩礁近くに到達し、フィリピン漁船に物資を伝達する「重大な成功」を収めたと宣言した。
すると中国当局はスカボロー礁と周辺海域の中国の領有権に議論の余地はないとしながらフィリピンを圧迫した。
中国外交部の王文斌報道官は、中国が2016年に制限された数のフィリピン漁民のスカボロー礁出入りを善意で許容したとし、「フィリピンが中国の善意を乱用して中国の領土主権と法管轄地域を侵害する場合、われわれの権利を守り法に基づいて対応措置を取るだろう」と明らかにした。
また「これと関連した責任と結果はフィリピン側が負うことになるだろう」と付け加えた。
これに対しフィリピンのマルコス大統領も前日のフィリピン士官学校卒業式で、フィリピン領土に侵入する者に対抗するだろうと話したとロイター通信が伝えた。
マルコス大統領は「われわれの領土の正常性を尊重しない侵入者らに対抗しわれわれはわれわれのものを強力に守護するだろう」としながら事実上中国を狙った。
彼はまた、あるインタビューで中国海警局の南シナ海侵入外国人逮捕の方針に対し「完全に容認できない。常にわが国民を保護するために必要などのような措置でも取るだろう」と強調した。
現地メディアのフィリピン・スターとインクワイアラーが25日に伝えたところによると、「怪物」という別称を持つ長さ165メートルの中国海警局の艦艇5901号を前日午前5時ごろスカボロー礁から93キロメートル離れた地点で捕捉したとフィリピン海軍は主張した。
フィリピン海軍報道官は「(範囲が)370キロメートルまでのフィリピンのEEZから深く侵犯したもの。国家タスクフォースで適切な対応をするだろう」と話した。
具体的な対応策については明らかにしなかったが、中国船舶が海警局所属のためフィリピンも海洋警察が対応に出る可能性が大きいと説明した。
南シナ海海洋活動監視プロジェクトであるシーライトの局長であるレイ・パウエル元米空軍大佐はソーシャルメディアに「捕捉された中国船舶は世界最大の沿岸警備艇。長さ102メートルの海警局船5203号とスカボロー礁西側のフィリピンEEZに侵入して戻った」と話した。
中国とフィリピンはスカボロー礁を含む南シナ海の島々をめぐり対立している。
19日には中国が占有する南シナ海の岩礁でフィリピンの民間船舶が中国の封鎖網を突破すると中国海警局が南シナ海の海域に侵入する外国人を逮捕することにした。
香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストとフィリピンメディアのマニラ・タイムズによると、中国政府は自国が領有する南シナ海海域に不法侵入する外国人を逮捕する権限を海警局に付与した。
これまでも海警局は犯罪容疑者を拘禁する権限があったが、中国が海警局の容疑者拘禁関連手続きを詳細に規定したのは今回が初めてだという。
今回の措置は最近フィリピンの民間団体「アティン・イト(タガログ語で「これは私たちのもの」)連合)が南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)の領有権主張のため大規模民間船団を送ったのに伴った対応とみられる。
この団体が岩礁にあるフィリピン漁船に物資を補給しフィリピンの領有権を示すブイを設置するとして商船5隻と小型漁船100隻で構成された船団を送ると、中国側は海警局の船など少なくとも46隻の船舶を動員してこれらのスカボロー礁進入を防いだ。
だがこの団体は15日に先発隊10人が乗った船1隻が中国の封鎖網を突破して岩礁近くに到達し、フィリピン漁船に物資を伝達する「重大な成功」を収めたと宣言した。
すると中国当局はスカボロー礁と周辺海域の中国の領有権に議論の余地はないとしながらフィリピンを圧迫した。
中国外交部の王文斌報道官は、中国が2016年に制限された数のフィリピン漁民のスカボロー礁出入りを善意で許容したとし、「フィリピンが中国の善意を乱用して中国の領土主権と法管轄地域を侵害する場合、われわれの権利を守り法に基づいて対応措置を取るだろう」と明らかにした。
また「これと関連した責任と結果はフィリピン側が負うことになるだろう」と付け加えた。
これに対しフィリピンのマルコス大統領も前日のフィリピン士官学校卒業式で、フィリピン領土に侵入する者に対抗するだろうと話したとロイター通信が伝えた。
マルコス大統領は「われわれの領土の正常性を尊重しない侵入者らに対抗しわれわれはわれわれのものを強力に守護するだろう」としながら事実上中国を狙った。
彼はまた、あるインタビューで中国海警局の南シナ海侵入外国人逮捕の方針に対し「完全に容認できない。常にわが国民を保護するために必要などのような措置でも取るだろう」と強調した。
この記事を読んで…