米国の国旗
報道によると、グラナイト・テレコミュニケーションズの創業者であり慈善事業家であるロバート・ヘイル氏は16日、マサチューセッツ大学ダートマス校の卒業式に参加した。
卒業式演説者として演壇に立ったヘイリ氏は「このような厳しい時期に分かち合うこと、施すことの重要性が大きくなった」とし「私たちはあなたに2つのプレゼントを伝えたい。一つは私たちが与える贈り物であり、もう一つは寄付という贈り物」と話した。
やがて舞台の近くにはダッフルバックでいっぱいのトラックが登場した。このかばんには現金入りの封筒が入っていた。
卒業生はそれぞれ500ドルの封筒2つを受け取った。しかし、条件がつけられた。一つは自分のために使うことであり、もう一つは誰かのために寄付することだ。
ヘイル氏は「わが社会がいつもより皆さんの助けを必要としている」として「私たちが人生で享受した最も大きな喜びは寄付という贈り物」と話した。
フォーブス誌によると、ヘイル氏の資産は54億ドルと推定される。また米プロバスケットボール(NBA)ボストン・セルティックスの持分も保有している。
ヘイル氏が卒業生にサプライズで現金をプレゼントしたのは今年で4年目だ。昨年はマサチューセッツ大学ダートマス校の卒業生たちが、以前はクインシー・カレッジなどの卒業生たちがヘイリ氏にプレゼントをもらった。
ヘイリ氏はAP通信とのインタビューで「学生たちにとって祝うことがほとんどなかったコロナパンデミック時期に寄付を始めた」として「人生で冒険し、失敗しても大丈夫だということを伝えたかった」と話した。
学生たちの前で「私はおそらく皆さんが今まで会った人の中で最も『ルーザー』なのかもしれない」として2002年ドットコムの崩壊で運営していた会社が破産するなど成功するまで厳しいことも多かったと語った。
ヘイル氏は来年もさらに多くの寄付をする計画だ。すでに「卒業生寄付」で話題になったヘイリ氏が来年にはどの大学の卒業式に現れるかすでに期待が寄せられていると外信は伝えた。
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