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イラン「悪天候で大統領ヘリコプター事故」 イスラエル「標的とする理由ない」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◆米国産老朽ヘリ、機体欠陥の可能性も

事故が発生したヘリコプターはベル212機種で、米国企業(ベルヘリコプター)が56年前の1968年から1988年まで製造した。イランが事故ヘリコプターをいつ、どんな経路で導入したかなどは伝えられていない。イランの軍用機の大半は1979年のイスラム革命以前の機種と知られている。革命で親米性向のパーレビ王朝が追放された後、西側に背を向けたイランは、国際社会の制裁で部品調達に困難があるという。

特に今回の事故で同時に出発したヘリコプター3機のうちライシ大統領を乗せたヘリコプターだけが墜落し、他の2機は無事に到着した点から、事故原因は機器の欠陥である可能性があると一部のメディアは指摘した。


◆イラン「事故原因は悪天候」 イスラエル「標的にする理由ない」

一部ではヘリコプター墜落に対する「背後説」が提起された。特にイランと敵対的な関係のイスラエルが関与したという主張が出てきた。イスラエルの高官は「イランの意思決定は大統領や外相がするのではない」とし「イスラエルが彼らを標的にする理由はない」と反論したと、ロイター通信は伝えた。

チャック・シューマー米上院院内総務(民主党)も「今回の墜落事故に『反則』の証拠はない」と述べた。イランのバヒディ内務相も「今回の事故は悪天候と霧のために発生した」とし、テロの可能性を一蹴した。


イラン「悪天候で大統領ヘリコプター事故」 イスラエル「標的とする理由ない」(1)

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