金建希夫人
この日仮釈放審査委は「チェ氏は先月の『議論の対象となり国民が懸念することを望まない』という意思を(今回の審査でも)維持したが、年齢、刑期、矯正成績、健康状態、再犯危険性などを総合的に考慮した」と背景を説明した。審査委は委員長であるシム・ウジョン法務部次官をはじめと、検察局長ら法務部所属内部委員4人と大韓法律救助公団弁護士、ソウル高裁部長判事、各大学法学部教授ら外部委員5人の9人で構成される。この日法務部の朴性載(パク・ソンジェ)長官も審査委の決定を受け入れチェ氏の仮釈放を決裁した。
チェ氏は仮釈放できる形式的な要件はすでに備えた。仮釈放審査実務では通常刑期の3分の2以上を過ぎた模範受刑者を対象に仮釈放を許可する。チェ氏は昨年7月21日に議政府(ウィジョンブ)地裁で開かれた控訴審で懲役1年を宣告されて法廷拘束され、刑期を80%以上過ぎた状態だ。
これまでチェ氏の仮釈放の可否は野党陣営の主要批判対象になってきた。野党「共に民主党」のファン・ジョンア報道官は「法務部が直接出て大統領の義母に『父母の日のプレゼント』を代わりに上げる様相」と非難した。これに対し法曹界では「政治的脈絡でチェ氏の仮釈放を許さないならば他の仮釈放対象者との法的公平性問題が生じかねない」という趣旨の指摘も出た。
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