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サッカーマレーシア代表選手に「塩酸テロ」…韓国戦でゴール決めた選手

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

5日(現地時間)、マレーシア代表の主力選手ファイサル・ハリム(26)がマレーシアの首都クアラルンプール近隣コタダマンサラのショッピングモールで塩酸をかけられる事件が発生した。 [フェイスブック キャプチャー]

韓国人の金判坤(キム・パンゴン)監督(55)が率いるサッカーマレーシア代表は「2026FIFA北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選」の重要な試合を控えている。しかし最近、代表チームの主力選手が相次いで犯罪の標的となっている。

7日(現地時間)のマレーシア現地メディア「ザ・スター」によると、5日、代表選手のファイサル・ハリム(26、スランゴール)がマレーシアの首都クアラルンプール近隣コタダマンサラのショッピングモールで塩酸をかけられる事件が発生した。

ハリムは首、肩、手、胸などに4度のやけどを負い、病院に搬送されて治療を受けている。


20代の容疑者は現場で逮捕され、特別捜査部に引き渡された。犯行の動機は伝えられていない。

ハリムは1月に開催されたアジアサッカー連盟(AFC)カタールアジアカップで韓国を相手に同点ゴールを決め、強烈な印象を残した選手だ。この試合の得点後、クリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)のパフォーマンスも見せた。

ハリムに対するテロがさらに衝撃を与えるのは、事件発生の3日前に別のマレーシア代表選手も攻撃を受けたからだ。

代表選手のアヒヤール・ラシド(25、トレンガヌ)は3日、クアラトレンガヌの自宅の外で鉄の棒を持った2人の強盗に襲われた。容疑者らはラシドからお金を奪って逃げた。ラシドは頭と脚を負傷し、傷口を縫う手術を受けた。

ラシドは昨年末、2023/24AFCチャンピオンズリーグのグループリーグの蔚山(ウルサン)HD戦に交代で出場し、決勝ゴールを決めた選手。

今回の事件に関してマレーシアサッカー協会のハミディン・モハメド・アミン会長は当日、「2件の事件に怒りを感じている。悲しい」とし「マレーシア国民はハリムとラシドが早期に回復することを祈っている」と明らかにした。

マレーシア代表の金判坤監督は自身のSNSにハリムとラシドの写真を掲示し、「回復を祈る」というメッセージを残した。ファンは「気をつけてほしい」と注意を呼びかけながら、今回の犯行に意図があるとみて金監督の安全も心配している。

マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は声明で「暴力事態を強く非難する。警察が加害者を法の審判台に立てるはずだ」と述べた。

一方、マレーシア代表は来月6日にキルギス代表、11日に台湾代表を相手に2026国際サッカー連盟(FIFA)北中米W杯アジア2次予選D組第5・6戦を行う。アウェーのキルギス戦で勝利する場合、マレーシアは史上初めてW杯アジア最終予選に進出することになる。

サッカー協会がチャーター機まで準備するほど今回の対戦に力を注いでいる中で発生したテロ事件であり、マレーシアでは衝撃が大きい。特に今回の2連戦から抜けるハリムとラシドはマレーシア代表の中心選手だ。



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