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インドネシア「韓国KF-21開発費分担金6000億ウォンだけ出す」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国型戦闘機KF-21「ボラメ」の「最後」の単座(1人乗)試作機「5号機」の初飛行場面 [写真 防衛事業庁]

韓国型戦闘機KF-21の技術移転を受けて開発費を分担することにしたインドネシアが最近「当初の分担金の3分の1だけを出して技術移転を少なく受ける」という案を提示したことが5日、確認された。「分担金を減らして受ける技術も減らす」という形で分担金の再協議が妥結する場合、その波紋は少なくないと予想される。現在、韓国に派遣されたインドネシア技術陣がKF-21の核心技術を盗み出した疑いで捜査を受ける状況であるからだ。



防衛事業庁と韓国航空宇宙産業(KAI)などによると、インドネシアは最近「韓国と当初合意した分担金を開発が完了する2026年まで出すのが難しい」と通知してきた。


これに先立ち両国は2016年、インドネシアがKF-21の開発費総額8兆ウォン(約9000億円)の20%(約1兆7000億ウォン)の分担金を出す代わりに、韓国はKF-21の技術の一部を移転することで合意した。インドネシアがKF-21の開発が完了する2026年6月までに分担金を完納する条件だった。これに基づきインドネシア技術陣がKF-21の量産を引き受けたKAI慶南泗川(サチョン)本社に派遣された状態だった。

しかしインドネシアは分担金納付を繰り返し延期し、最近「今年から2026年まで毎年約1000億ウォンずつ3000億ウォンを追加で出すことはできる」という提案を韓国側に通知したことが分かった。「当初より分担金を減らし、技術移転もそれだけ少なくする」という条件も付けたという。現在までインドネシアが韓国側に支払った分担金は約3000億ウォンであり、この条件なら最終的に6000億ウォンだけを支払う。

防衛事業庁の関係者は「インドネシアから提案があったのは事実だが、我々の方はまだ最終決定を出していない」とし「現在この案をめぐり検討中」と述べた。双方は2021年にも一度、分担金をめぐる再協議をしている。2年ぶりにまた分担金調整交渉に入った中、早ければ今月末に交渉が終わるという見方もある。インドネシアは昨年末、納付期限を2026年から8年延ばして2034年まで毎年1100億ウォンを出すことを提案した。

韓国に派遣されたインドネシア技術陣2人はKF-21の核心技術を盗み出した疑い(防衛事業法違反)で警察の捜査線上にいる。2人はKF-21の3次元設計図プログラムで核心技術の「CATIA」を流出させた容疑を受けている。インドネシア技術チームのチーム長級Aは今年1月、約6600件の資料が入った複数のUSBをKAIの外に持ち出して摘発された。国軍防諜司令部・国家情報院・防衛事業庁などは合同保安調査を行った結果、「技術流出の疑いがある」と判断し、警察に捜査を依頼した。インドネシア技術陣のBも捜査を受けている。



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