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「トランプ当選ならNATO国防費GDP2%→3%引き上げ圧力か」…韓国も影響圏

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

トランプ前米大統領

在任中に同盟国を防衛する対価として国防費増額を要求してきたトランプ前米大統領が11月の大統領選挙で当選する場合、過去より高い基準を設定する可能性があるという報道があった。韓国に対する在韓米軍駐留費用分担金増額圧力も強まる見込みだ。

英日刊タイムズは3日(現地時間)、トランプ氏と近い情報筋を引用し、「トランプ氏がNATO(北大西洋条約機構)加盟国の国防費支出比率を現在の国内総生産(GDP)の2%から3%に引き上げるべきと要求することを検討中」と報じた。情報筋は「彼の考えは新しいターゲットの3%に近づいている」と伝えた。

NATO加盟国は2014年、国防費の支出比率をGDPの2%まで高めると約束した。しかしこれを満たした加盟国は昨年基準でNATO31カ国(米国含む)のうち11カ国にすぎない。


トランプ氏の側近は、トランプ氏が先月ニューヨークでポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領に会った後このように考えることになった、と説明した。ドゥダ大統領はその間、ロシアの脅威などに対応するためNATOが防衛費支出を増やすべきだとし、3%以内を提示した。

タイムズはトランプ氏が考える3%はウクライナ支援費用を含まないと伝えた。NATO加盟国内でGDPに対する国防費支出比率が3%を超える国はポーランド(4.3%)、米国(3.3%)、ギリシャ(3.1%)だけだ。

トランプ氏は以前にもNATOを防衛費増額圧力の主な対象に挙げた。2月にはNATO加盟国が適切な国防費を支出しなければ「ロシアにやりたい放題やるよう促す」と発言した。NATO加盟国の大半が自ら定めた2%の支出を守らず、NATO全体の国防費の3分の2程度を米国が負担している。

国防費支出がGDPの2.48%の韓国は適切な義務を履行しているという評価を受ける。しかしトランプ氏の基準が3%なら韓国も増額圧力を免れない。国防部は昨年末に発表した国防中期計画で今後5年間に防衛力改善と戦力運営のための財源を年平均7%ずつ増やすと明らかにしたが、この場合でも国防予算がGDPの3%に到達する時点は2028年となる。

トランプ氏が再選に成功する場合、韓国が負担する在韓米軍駐留費用、すなわち防衛費分担金総額の大幅増額を要求する可能性が高い。トランプ氏は先月30日のタイムズのインタビューで「韓国は富裕国」とし、韓国の在韓米軍防衛費分担金の大幅増額を示唆した。



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