アツミゲシ[写真 済州海洋警察庁]
アツミゲシは一般に茎に毛があり、実が小さなどんぐりの形で一般人は観賞用ケシと混同しやすいが、実からアヘンを抽出してモルヒネをはじめとするヘロイン、コデインなど強力な麻薬に加工することもできると知られた。
通常知られているケシは、主に茎に毛がなく、実が大きくて丸い。
アツミゲシが発見された地域は済州市梧登洞(オドゥンドン)やアラ洞、西帰浦市安徳面(ソギポシ・アンドクミョン)と表善面(ピョソンミョン)など7カ所だ。
海洋警察は、「今回押収した『アツミゲシ』は観賞用ケシと思われ、意図せず育てたり、野生から種が飛んできて菜園などに自生したりしたものだ」と説明した。
海洋警察関係者は「1カ月間の特別取り締まりの結果、不法にケシを栽培して立件された人はいない」とし「ケシが観賞用かどうか区分がつかない時は写真を撮って問い合わせてほしい」と話した。
済州海洋警察は押収したアツミゲシを廃棄処分する予定だ。昨年、済州海洋警察は昨年にも982株を押収したことがある。
済州海洋警察庁はケシの開花期と大麻の収穫期を迎え、先月1日から7月31日まで特別取り締まりを行っている。
一方、大麻とケシを麻薬類取扱資格や栽培許可なしに栽培・売買・使用して摘発されれば、麻薬類管理に関する法律により5年以下の懲役、または5000万ウォン(約560万円)以下の罰金に処する。
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