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韓国大学の外国人寮で麻疹の集団発生…コホート隔離へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

資料写真(写真は記事の特定内容と関係ありません)[Pixabay]

慶尚北道慶山市(キョンサンブクト・キョンサンシ)のある大学の外国人専用寮で麻疹(はしか)が集団発生した。

22日慶山市保健所によると、6日にウズベキスタン留学生が初の麻疹の陽性判定を受けた。その後、前日まで麻疹にかかった同じ寮生が22人に増えた。最初の感染者であるAさんは先月20日に入国し、翌日から体に熱が出て風邪の症状などを見せたことが分かった。

慶山市保健所の関係者は「麻疹は潜伏期間が2~3週間であることを考慮すると、ウズベキスタンから入国前にすでに麻疹にかかっていたとみられる」とし「現在、感染した学生たちは症状が軽微で、個別隔離して治療している」と述べた。


慶山市保健所は現在、地域社会への感染遮断のため、深層疫学調査を行っている。また、この寮の2~3階をコホート隔離(移動禁止)した。外国人寮の学生約1200人全員を対象にワクチン(MMR)を接種し、その後、異常反応についてモニタリングしている。

また、麻疹の拡散防止のため、18日から終了時まで防疫状況室(慶山市保健所・慶北圏疾病対応センター・慶北感染症管理支援団)を該当大学内に設置し、選別診療所2カ所を運営して麻疹の拡散防止に総力をあげている。

麻疹は法定第2級感染症で致命率は低いが、咳またはくしゃみを通じて空気中に感染される伝染性の非常に強い呼吸器感染症だ。感染時の発熱、発疹、口腔内の灰白色の斑点などが現れる。また、免疫が不十分人が患者と接触した場合、90%以上感染する可能性がある。

しかし、予防接種で十分に予防が可能であるため、生後12~15カ月と4~6歳の間に2回にわたって必ず予防ワクチンを接種しなければならない。予防効果は1回目の接種で93%、2回目の接種で97%だ。

韓国の麻疹患者の現状によると、昨年は8人だったが、今年は15日基準で22人に増えた。いずれも海外からの流入であることが分かった。



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