外国為替
ウォン安が進んだ背景としては、まず米国景気「一人勝ち」による好調に伴う超ドル高の流れと、日本円と韓国ウォンがともに価値下落(円安・ウォン安)を示している点が挙げられる。韓国銀行の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は最近「周辺国の通貨に対するプロキシ(Proxy・代理)となり、ウォンが我々のファンダメンタルズよりも過度に切り下げされた側面もあるのではないか疑っている」と指摘した。構造的要因も一役買った。韓国は対外依存度が高く、中東リスクのような外部変数の影響を大きく受ける。また、小規模開放経済国家の特性上、資本が自由に出入りして外為市場の変動性も高い。
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