岸田文雄首相が９日（現地時間）に公開されたワシントン・ポスト（ＷＰ）のインタビューで韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の人物像について「約束や決断が揺らぐことはなかった」と評価した。

岸田首相は当時訪米を控えて首相官邸で行われたインタビューで、首脳間の個人的な関係が外交舞台でも大きな差異をもたらすことを知ったとし、「少なくとも私の経験では、（尹大統領は）約束や決断が揺らぐことはなかった」と述べた。

岸田首相はまた、尹大統領との関係が時間の経過とともに韓日両国が信頼を構築するためにつながっていくことを期待するとし「最終的には外交の意思決定をするトップ同士の関係に尽きる」と主張した。


両首脳が昨年７回会い、野球に対する愛情や酒愛好家的な面を共通分母として関係を築いてきたとＷＰは伝えた。また、両国関係は国内政治の変化により変化しうるとし、米日首脳会談が実施される１０日には韓国で総選挙も行われる点に言及した。

岸田首相は現在訪米中で、１０日にバイデン大統領との会談に臨む。

韓米日首脳は今年７月にワシントンで開かれる２回目の首脳会議で会う予定だ。３国は昨年８月にワシントン近郊キャンプデービッドで定例首脳会議を毎年開催することで合意した。