◆「台湾侵攻勃発時はインド洋の主が勝者」
中国がインド洋に注力するのは台湾問題と関係があるというのが海外メディアの分析だ。米国防総省によると、中国のエネルギー輸入量の約80%(石油62%、天然ガス17%)はインド洋のマラッカ海峡を経て移動する。中国で動物の飼料として使用される大豆もインド洋を通って運送される。
ロイター通信は紛争勃発時に米国と同盟国がマラッカ海峡を封鎖するだけで中国をエネルギー・食料危機に追い込むことができると伝えた。台湾に対する中国の侵攻が現実化する場合、インド洋、マラッカ海峡に対する統制権を握っている方が勝利するということだ。
現在、インド洋の覇権は米国が握っている。インド洋を守る米海軍の第5艦隊はバーレーンに駐留している。モルディブの南側約500キロの距離にあるディエゴガルシア島には第5艦隊傘下の飛行場もある。3.7キロのコンクリート滑走路があるここには、米空軍のB-52戦略爆撃機、B-1B超音速戦略爆撃機が配備された状態だ。
世界最強級の戦力の米海軍第7艦隊もインド洋防衛に動員される。さらに米海軍は中国のインド洋進出を防ぐため1973年に解体した第1艦隊を復活させる計画という。
半面、中国のインド洋内の専用軍事基地はジブチ1カ所だけだ。ところがジブチ基地には飛行場がない。さらに近隣には米国・英国・フランスなど西側7カ国の軍事施設がある。中国が海軍を配備しても空軍の援護を受けることができない状況だ。
オーストラリア国立大のデビッド・ブルースター教授はロイターに「大規模な戦争になればインド洋内の中国タンカーや海軍艦艇はいかなる保護も受けられないはず」とし「200万バレルの石油を運ぶ中国タンカーは撃沈されるか、戦利品として拿捕されるのが確実な状況」と述べた。
◆米中のインド洋激戦、東南アジアも合従連衡
中国はマラッカ海峡近隣の東南アジア国家にも接近している。1日には中国の軍艦がカンボジア南部の軍港リアム海軍基地に入港する姿が相次いで確認された。リアム基地はマラッカ海峡の近隣にある。中国がリアムに軍事基地を構築したという海外の報道が続いたが、中国とカンボジアは共に否認した。
同日、習主席はインドネシアのプラボウォ・スビアント次期大統領を北京に招待し、海洋安保を維持するための両国協力の重要性を強調した。米中対立の中で非同盟・均衡外交路線を堅持したインドネシアまでも抱き込もうという努力と解釈される。
米国は中国に対する海上包囲網を強化するため同盟を総動員している。太平洋ではAUKUSとクアッド体系を構築したのに続き、日本・フィリピンとの連携を強化している。特に南シナ海で中国と領有権紛争中のフィリピンはマラッカ海峡近隣で米国が中国のインド洋進出を防ぐうえで力になると、外交専門誌ディプロマットは指摘した。
中国と密着するモルディブ・豪州…米海上包囲網に亀裂か[グローバルリポート](1)
中国がインド洋に注力するのは台湾問題と関係があるというのが海外メディアの分析だ。米国防総省によると、中国のエネルギー輸入量の約80%(石油62%、天然ガス17%)はインド洋のマラッカ海峡を経て移動する。中国で動物の飼料として使用される大豆もインド洋を通って運送される。
ロイター通信は紛争勃発時に米国と同盟国がマラッカ海峡を封鎖するだけで中国をエネルギー・食料危機に追い込むことができると伝えた。台湾に対する中国の侵攻が現実化する場合、インド洋、マラッカ海峡に対する統制権を握っている方が勝利するということだ。
現在、インド洋の覇権は米国が握っている。インド洋を守る米海軍の第5艦隊はバーレーンに駐留している。モルディブの南側約500キロの距離にあるディエゴガルシア島には第5艦隊傘下の飛行場もある。3.7キロのコンクリート滑走路があるここには、米空軍のB-52戦略爆撃機、B-1B超音速戦略爆撃機が配備された状態だ。
世界最強級の戦力の米海軍第7艦隊もインド洋防衛に動員される。さらに米海軍は中国のインド洋進出を防ぐため1973年に解体した第1艦隊を復活させる計画という。
半面、中国のインド洋内の専用軍事基地はジブチ1カ所だけだ。ところがジブチ基地には飛行場がない。さらに近隣には米国・英国・フランスなど西側7カ国の軍事施設がある。中国が海軍を配備しても空軍の援護を受けることができない状況だ。
オーストラリア国立大のデビッド・ブルースター教授はロイターに「大規模な戦争になればインド洋内の中国タンカーや海軍艦艇はいかなる保護も受けられないはず」とし「200万バレルの石油を運ぶ中国タンカーは撃沈されるか、戦利品として拿捕されるのが確実な状況」と述べた。
◆米中のインド洋激戦、東南アジアも合従連衡
中国はマラッカ海峡近隣の東南アジア国家にも接近している。1日には中国の軍艦がカンボジア南部の軍港リアム海軍基地に入港する姿が相次いで確認された。リアム基地はマラッカ海峡の近隣にある。中国がリアムに軍事基地を構築したという海外の報道が続いたが、中国とカンボジアは共に否認した。
同日、習主席はインドネシアのプラボウォ・スビアント次期大統領を北京に招待し、海洋安保を維持するための両国協力の重要性を強調した。米中対立の中で非同盟・均衡外交路線を堅持したインドネシアまでも抱き込もうという努力と解釈される。
米国は中国に対する海上包囲網を強化するため同盟を総動員している。太平洋ではAUKUSとクアッド体系を構築したのに続き、日本・フィリピンとの連携を強化している。特に南シナ海で中国と領有権紛争中のフィリピンはマラッカ海峡近隣で米国が中国のインド洋進出を防ぐうえで力になると、外交専門誌ディプロマットは指摘した。
中国と密着するモルディブ・豪州…米海上包囲網に亀裂か[グローバルリポート](1)
この記事を読んで…